10月以降、ドコモやau、ソフトバンクは基本的に2年縛りが適用されなくなるのでそれに合わせて料金プランが変更されています。
これは格安SIMでもユーザー数が多い会社であれば適用対象となるのですが、キャリア3社以外だとワイモバイルとUQモバイル、楽天モバイルなどが該当します。
そのため、各社が契約解除料なしのプランを発表しています。現状、安くしようと思ったらやっぱりキャリアよりも格安SIMの方が上なので節約する場合はそちらを選択することになります。
今回、格安SIMとサブブランドの代表としてUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルの3社で料金を比較してみました。
※CMで料金の安さを大々的にだしているのは家族割を適用した場合の金額です。各社そこでの安さをアピールしていますが、あきまでも一人で安くできるかどうかに絞って料金を調べています。
UQモバイルの料金プラン
UQモバイルは人気があるものの、個人的には楽天モバイルやワイモバイルに比べて無料通話が5分以内だったりとちょっと物足りない点がありましたが、10月以降は大きくプランを変更してきました。
UQモバイルの料金プラン一覧
S | M | L | |
月額料金(税別) | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
基本データ量 | 3GB/月 | 9GB/月 | 14GB/月 |
通話料 | 20円/30秒 |
※家族割を適用したら各プランとも1年間500円割引になります。
UQモバイルの今回の大きな変更は月額料金が大幅に下がったことにあります。一番安いSの場合
以前は2,980円でしたが、今後は1,980円と大幅に下がっています。
でも、これは単なる値下げではなく通話プランが変更されています。具体的には通話プランが5分間の電話がかけ放題だったのが、今後はかけた分だけ通話料が加算される従量制に変更になっています。
じゃあ、無料通話プランはどうなったのと言えば有料オプションに変更されています。しかも無料になる通話時間が10分間にパワーアップして月額700円になっています。
ワイモバイルの料金プラン
ワイモバイルはプランをそこまでいじるのではなく純粋に価格を下げてきています。サブブランドは既にかなり安くなっているのでキャリアほどの下げ幅がありませんが、それでも300円ぐらい下がっています。
ワイモバイルの料金プラン一覧
S | M | L | |
月額料金(税別) | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
基本データ量 | 3GB/月 | 9GB/月 | 14GB/月 |
通話料 | 10分までの通話し放題 |
※SoftBank光に入っているとお家割光セットが適用されて月額料金が500円割引になります。
また、新規契約やナンバーポータビリティー(MNP)でワイモバイルを契約する場合は半年間月額料金が700円割引になります。
700円と言う割引料金にUQモバイルを意識している感じが伺えますね。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プランは既に記事に書いたので詳しくはそちらを参照してください。
【関連記事】楽天会員なら9月中にあえて2年縛りで契約するのもアリなんじゃないの?
楽天モバイルにはスーパーホーダイと組合せプランがあるので両方の料金プランをご紹介します。
楽天モバイルの料金プラン一覧(スーパーホーダイ)
プラン名 | プランS | プランM | プランL | プランLL |
データ容量 | 2GB | 6GB | 14GB | 24GB |
契約ギガを使いきっても最大1Mbps | ||||
電話 | 10分かけ放題 | |||
月額料金 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 |
楽天会員の場合(1年間) | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 | 5,480円 |
楽天市場ダイヤモンド会員の場合 (1年間) |
980円 | 1,980円 | 3,980円 | 4,980円 |
楽天モバイルの場合、グループ会社である楽天市場との連携が最大のメリットです。無料でなれる楽天会員になれば1年間月額料金が1,500円割引になります。
楽天モバイルの料金プラン一覧(組合せプラン)
プラン名 | 通話SIM | データSIM(SMSあり) | データSIM(SMSなし) |
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
組合せプランにはスーパーホーダイのような割引サービスはありませんが、通話料が従量制になっている分基本料金が安く設定されています。
同じぐらいの条件で比較してみた
各社の料金プランが 分かったところで同じような条件で料金を比較してみました。
会社名 | UQモバイル | ワイモバイル | 楽天モバイル | |
プラン名 | S | S | S | 3.1GB |
データ容量 | 3GB | 3GB | 2GB | 3.1GB |
通話料 | 20円/30秒 | 10分以内の電話かけ放題 | 20円/30秒 | |
月額料金 | 1,980円 | 2,680円 ▼ 1,980円 (6ヶ月) | 2,980円 ▼ 1,480円 (1年間) | 1,600円 |
金額だけ見ると楽天モバイルの組合せプランの3.1GB(表の右端)が一番お得ですが、通話料は電話をかけた分だけ必要になります。
一方、同じく楽天モバイルのスーパーホーダイプランs(表の右から2番目)はデータ容量が2GBと他の3つよりも少ないのですが代わりにデータ容量を使いきっても1Mbpsで使い続けられるので過度な使い方をしない限りは実質ネットし放題と言えます。
【関連記事】楽天モバイルの1Mbpsってどんな速度なのか分かる動画を見つけた
とにかく価格重視なのか、電話をかけるのかどうか、ネットをどれぐらい使うのかにもよるので最近のスマホの利用状況を自分なりにふりかえってから判断するのも一つの方法です。
2年間3年間でどれぐらい料金が違うのか
契約年数の縛りがなくなったとは言え、頻繁に携帯会社を変えているとそのたびに事務手数料はかかるので実はそんなに現実味がありません。
結局、ある程度の期間その携帯会社を使い続けるという人がほとんどになると思います。そこで先ほどの料金について2年間、3年間でどれだけかかるのか表にしてみました。
会社名 | UQモバイル | ワイモバイル | 楽天モバイル | |
プラン名 | S | S | S | 3.1GB |
データ容量 | 3GB | 3GB | 2GB | 3.1GB |
通話料 | 20円/30秒 | 10分以内の電話かけ放題 | 20円/30秒 | |
月額料金 | 1,980円 | 2,680円 ▼ 1,980円 (6ヶ月) | 2,980円 ▼ 1,480円 (1年間) | 1,600円 |
2年間での費用 | 47,520円 | 60,120円 | 53,520円 | 36,800円 |
3年間での費用 | 71,280円 | 92,280円 | 89,280円 | 56,000円 |
※ワイモバイルは6ヶ月分の月額料金は1,980円で計算しています。
※楽天モバイルスーパーホーダイプランSの料金は1年間1,480円で計算しています。
※楽天モバイル組合せプラン3.1GBプランは初月無料で計算しています。
まとめ
電話をかけるかかけないかにもよりますが、どちらにしても楽天モバイルの方がお得になりそうですね。
電話は待ち受けメインなのであれば、楽天モバイルの組合せプラン3.1GBプラン。
電話をちょくちょくかけるのであれば10分以内の電話がかけ放題になる楽天モバイルのスーパーホーダイプランS。
ワイモバイルやUQモバイルのメリットはネット速度と言われていますが、私は楽天モバイルユーザーですが、個人的にはそこまで不便に感じていません。
昼と夕方に速度が遅くなる時間はありますが、動画をみないのであればそんなに気にならないので通信費が安くついてむしろいい感じです。
楽天ユーザーなら見逃せないポイントも
後、楽天市場の利用者にはもう一つ他社にはないポイントがあります。
楽天市場の利用で付与される楽天スーパーポイントが+2倍になります。例えば、楽天市場で10,000円の買い物をしたら通常、100ポイントの楽天スーパーポイントがつきます。
でも、楽天モバイルを利用していると+2倍なので合計300ポイント付与されるので楽天市場の利用者であれば効率的にポイントが集まるのですぐにダイヤモンド会員になれそうですね。