イオンモバイルはその名の通りイオンモールなど、全国各地にある大型ショッピングセンターのイオン内に出店している格安SIMです。もちろんネットでも購入や契約をすることもできます。イオンモバイルという名前は知らなくても、イオンによく行くのであればお店自体は知らない内に目にしているかもしれません。
イオン内で契約・サポートの破壊力
通常の格安SIMはネットで販売する以外には独自に店舗を出すこともありあすが、スマホに入れて使うわけなので電器屋さんで販売されることが主だと思います。そうなると、契約するためにわざわざ足を運ぶ感じがあります。でもイオンモバイルだと、イオンでのお買い物ついでに格安SIMを見ることができ、ついでに契約するといった、気軽な感じがウリの一つです。
イオンモバイルの店舗(というより販売コーナー?)は2016年9月現在では日本全国で212店になるそうです。その各店舗で故障の受付もしてくれるし、プランの相談・変更もできるわけです。しかも、契約する場合もSIMカードの即日渡しが可能になのでネット注文で発生するタイムラグがないのはうれしいですね。まさにお買い物ついでにというのが狙いなんでしょう。
お店(実店舗)がないとどうしても不安になってしまいます。格安SIMの多くが店舗を持っていないので、イオンモール内で契約できるイオンモバイルだと安心感があります。
●年縛り、違約金なし
ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアの場合、キャンペーンなどでスマホの端末代を安くしたり、学割などで月額の使用料が割引されることがあります。でも、その割引の代わりに2年縛りや3年縛りといった長期間の契約が必要になります。契約期間の途中で解約する場合には違約金が発生するシステムになっています。
格安SIMの場合、データ通信のみやデータ通信+SMSの契約だと、契約期間がないので、例え翌月解約しても違約金が発生しないです。でも、音声通話プランだとほとんどの格安SIMが6ヶ月程度の最低契約期間があるので、半年以内に解約すると違約金が発生します。キャリアに比べれば短い期間ですがそれでも半年くらいあります。
その点、イオンモバイルはデータ通信プランはもちろん音声通話プランにも契約期間の縛りが設定されていません。契約解除による違約金もありませんから、お試し感覚で気軽に契約することができます。ただし、契約する時の事務手数料3,000円(税別)はかかるのですぐに解約するのはもったいないですが。。。
豊富なプラン取り揃えてマス
イオンモバイルのプランは、音声通話プランとデータプランといった基本的なプランがあります。データプランにはショートメッセージサービスを送ることができるSMSオプションを月額140円(税別)でつけることができます。多くの格安SIMがSMSは150円のオプションなのでちょっとだけお得です。ちなみに音声通話プランにはSMS機能が付属しています。
イオンモバイルで個人で使う基本プランに加えてシェアプランがあります。シェアプランは家族で利用する場合などに節約できるプランで大容量のデータを分け合うことができます。ただし、基本的に1回線は音声通話プランにする必要があります。
※データプランにSMSつけるなら毎月140円が回線毎に必要になります。音声プランを追加する場合は毎月700円が回線毎に必要になります。
高速データ通信プランも容量が1GB、2GB、4GB、6GB、8GB、12GB、20GB、30GB、40GB、50GBまで用途に応じて10段階(音声通話プランの場合は0.5GBが加わって11段階)で提供されています。
あまり使わない人も動画をよく見るヘビーユーザーも幅広く対応できるラインナップになっていますし、容量の変更(例:1GBで契約している場合、12GBにプランを変更すること)が可能ですし、その変更料金も無料なので気軽に容量を切り替えられます。
以下に、全プランの月額をまとめましたので、ご参考までに。ちなみにシェアプランの料金は音声通話SIM1枚、データSIM2枚での組み合わせです。
※月額はすべて税別です。
他にも細かくいい点が
イオンモバイルには、これ以外にもちょこちょことポイントがあります。
電話かけ放題プラン(IP電話のみ)
イオンモバイルには電話かけ放題プランがラインナップされています。国内であれば24時間電話かけ放題になるプランです。ネットもできて電話もかけ放題ですが、電話は電話でもインターネット回線を使ったIP電話になります。ちなみに通常の電話は音声回線を使っています。
この電話かけ放題は音声通話プランにしなくてもデータプランだけで契約できるので費用も1,980円からと安く抑えられます。(金額はデータプランのデータ容量によって変わります)
詳しくは以下の記事で記載しまいますので、よろしければご覧になってください。
データ繰り越しOK
その月に使い切れなかった高速データ通信の容量であまった分は翌月まで持ち越せます。例えば、2GBのデータプランで契約している場合にその月に1.5GBしか使わなかったとしても翌月は2.5GB分の高速データ通信ができます。もったいないからと言って、無理して使い切る必要はありません(笑)
高速通信の切り替え可
格安SIMの多くがそうであるように、イオンモバイルでも高速通信のオンオフ切り替えをすることができます。オフにした場合は速度制限時と同じ200kbpsでの接続になりますが、テキスト表示程度ならあまりストレスなく使えると思います。
今月、データ容量の上限にいきそうだけど翌月までもたせたいという時に便利ですね。ちなみにイオンモバイルの会員ページ(マイページ)
から変更できます。
分割金利手数料はイオンが負担
ジャ●ネットみたいですね(笑)
スマホを購入する時に意外とネックなのが金額です。キャリアのスマホに比べて安いとはいってもそれでも2~3万円程度はします。そうすると分割での支払いをチョイスするかなと思います。
となると分割払いの金利で高くなることが多いですが、イオンモバイルでは24回払いでも金利なしで購入できます。手数料はイオンが全額負担してくれるわけです。地味ですけどいいですよね。
ただし、イオンカードを使わないといけないので、イオンカードを持っていたら検討してもいいかもしれません。
まとめ
イオンモバイルのサービス内容やプランをよく見ると結構充実しているのが分かります。最近のキャリアの新プランの影響で30GB以上の大容量になると安いとはいえ、そこまで割安感はないかもしれませんが音声通話でも違約金なしというのはいいサービスですね。
MNPにも対応していますから、格安SIMに興味があって、一度体験してみたい方にはいいかもしれませんね。