法人契約のガラケーからスマホにMNP移転したお話

格安SIM(MVNO)で節約

先日、法人契約のガラケーからスマホへMNP(携帯電話番号ポータビリティ)でお引越しをしました。

具体的にはソフトバンクの携帯電話契約から格安SIMの日本通信SIMへ移転を行いました。

結論から言うと、ショップへ足を運ぶことなく完了したので具体的な方法をご紹介したいと思います。

法人契約のガラケー(ソフトバンク)からスマホ(格安SIM)へ引っ越す4つのステップ

法人契約のガラケーからスマホへMNPで移転するには大きく分けて4つのステップがあります。

  • ステップ1 ソフトバンクからMNPで転出手続きを行う
  • ステップ2 日本通信SIMに法人契約の申込みを行う
  • ステップ3 本人確認を行う
  • ステップ4 スマホで回線切り替え手続きを行う

それぞれはそんなに難しくないですし、基本的にはそれぞれのお店に出向くことなく電話やネット上で完結するので地方に住んでいる人でも安心して行うことが可能です。

また、基本的に今の電話番号を移転させるMNPはソフトバンクでなくても、キャリア各社そんなに違いはありません。

なので、ソフトバンクの部分はドコモやau、楽天モバイルなどに読み替えてもらえばいいと思います。

①ソフトバンクの法人契約からMNPで転出する

まずは元々契約していたソフトバンクの携帯電話の転出手続きを行います。

転出手続きの際には受付窓口がいくつかありますが、今回はシンプルに電話でのお問い合わせ窓口を利用しました。

ショップで他社へ乗り換えされる場合 | モバイル | 法人のお客さま | ソフトバンク
ソフトバンクから他の携帯電話会社へ変更する際のお手続き方法や手数料についてご紹介しています。ソフトバンクにて携帯電話番号ポータビリティ(MNP)予約を行った後、他社で必要な手続きを行ってください。

転出手続き自体はスムーズに完了しましたし、みなさんが気にするような引き止めなどはありませんでしたが、一応どのキャリアに移転するのかは聞かれましたので一応ドコモ(日本通信SIMはドコモ回線を利用しています)と答えておきました(笑)

MNP転出時の注意点

転出する際には注意点がいくつかあります。まずは「端末代金の残債」です。携帯電話の端末をソフトバンクで分割払いで購入しているケースがよくあります。

36回分割払いにして同じ金額を割引くことは個人の契約ではもうできないと思いますが、法人契約ではまだありがちなことです。

その残高がまだあると、解約時に残金は一括請求されるのでご注意ください。

次に「契約期間」です。ご存じのように個人契約では2年縛りや3年縛りといった契約は行うことができなくなっていますが、法人契約ではまだ生きていたりします。

そのため、契約期間中でMNP転出すると途中解約扱いになるので違約金を請求されます。

ちなみに2年契約だと更新月を含む3ヶ月は違約金が0円になるので、その間に転出してしまうことになります。

最後に忘れている人が多いのが本人確認の「暗証番号」です。これは契約時に設定しているはずの4桁の数字なのですが、使う機会がほぼないので結構忘れがちです。

忘れている場合は契約書を見返すことをおススメします。

MNPを行ったら、予約番号が発行されるので忘れずにメモを取るようにしてください。また、MNPの手続きを行った日を含めて15日間が有効期限なので、スムーズにその後の申し込み申請を行うこともポイントです。

MNP転出を行ってからも回線をスマホに切り替えるまでは元の携帯電話はそのまま利用できるのも知っておいた方がいいですね。

②日本通信SIMへ法人契約の申込み

MNPの手続きを完了したら、日本通信SIMの法人契約へ申し込みます。

法人様プラン トップページ|日本通信SIM
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上記が公式サイトなので申し込み方法も書いてありますが、意外と分かりにくかったので、簡単に書くとメールでの申し込みになります。

日本通信SIMの担当窓口のメールアドレス宛に提出書類を送ることで申し込み自体は完了します。

法人契約を申し込む際の注意点

提出書類(申込書)は上記URLに載っているダウンロードボタンから一式をダウンロードできるのでそちらに必要事項を記入します。

申込書には「担当者印・サイン」欄がありますが、電話で問い合わせたところ担当者のサインでよいそうで。

なので、私は申込書を印刷してサインをしてコピー機でスキャニングしたデータをメールしました。

本人確認として発行から3ヶ月以内の登記簿謄本の写しと担当者の名刺と本人確認書類が必要になります。

と言うことで申し込みに際し、私がメールした一式は「申込書」と「MNP情報の申込書」、「登記簿謄本の写し」、「(担当者(私)の)名刺」、「(担当者(私)の)運転免許証」の5点です。

※本人確認書類は他の書類でも認められるものがありますが、詳しくは公式サイトをご覧ください。

また、契約時には初期手数料が1回線あたり3,300円必要となりますが、これは初回支払時に一括請求になります。

口座振替依頼書は別途郵送

日本通信SIMの法人契約では支払方法は銀行振込か銀行口座振替のいずれかになります。

そのため、口座引き落としを希望する場合は口座振替依頼書を送らないといけませんが、この書類については原本を郵送します。

なお、口座振替を選択した場合でも、最初1,2回は口座振り込みになるのでご注意ください。ちなみに初回の月額利用料は日割り計算されていました。ラッキー。

③本人確認を行う

申し込みを行うと本人確認書類が記載の住所へ送られてきます。これが大体申し込んでから5日くらいで届きます。

郵送期間を考えるとそんなものでしょうね。でも、実は送られてくる住所が以外でした。

本人確認と言うことで、通常なら会社の住所に書類が送られてくると思いがちです。

実際、私もそう思っていたので、毎日会社のポストを見てはまだかなと思っていました。

でも、本人確認の書類が送られてきたのは担当者の住所だったのです。

仕事を終えて帰宅した時に日本通信からの書類が届いているのを見て、「どう言うこと?」って思いましたが、中身を見て納得しました。

本当に紙一枚で本人確認のため送付した旨が記載されていました。

そして、書類が届いたらもう一つ行うことがあります。それが書類が到着したことを電話、またはメールで連絡することです。

電話の場合は法人専用相談窓口(03-6435-9430)。メールの場合は申し込み先と同じアドレスです。

この点は本当に気が付かなかったのでご注意ください。

④日本通信SIMのSIMカードに切り替え

本人確認手続きまでが終了したら、その後はメールでのやり取りになります。

SIMカードの出荷案内やその後の具体的な操作方法についてメールで記載されているので、それを見ながら行います。

なので、それまでに新しいスマホを用意しておく必要があります。

ちなみに公式サイトにも記載されていなかった気になる点がSIMカードのサイズです。

スマホに挿入して使うSIMカードには標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類があります。これは大きさの違いによるものですが、サイズが合わないと当然挿入することができません。

日本通信SIMの公式サイトには送付するSIMカードのサイズについて何の記載もありませんでした。

そこが気になった点だったのですが、到着してみて納得しました。

日本通信からの出荷日のお知らせメールを受け取って、到着したのが下の画像のSIMカードでした。

要は標準SIM、microSIM、nanoSIM全サイズに対応しているのです。そのため挿入しようとしているスマホのSIMカードがどのサイズでも関係なかったんですね。

回線の切り替え操作は自分で行う【秒で終わりました】

SIMカードが届いたら、後は回線切り替えを行い、SIMカードをスマホに挿入するのですが、その操作方法も日本通信からのメールに記載されています。

通常、ケータイショップに行くと機種変更などの回線切り替えには30分から1時間程度かかると言われます。

実際メールにも「MNP転入回線開通までの所要時間(目安):受付から1時間以内」と書かれています。

でも、操作してみると回線の開通依頼をしてから完了まで1分もかかりませんでした。超早い!

こんなにスムーズなんだと思いましたね。

後は新しいスマホで設定していきますが、その設定方法は日本通信のサイトに掲載がありましたのでご参照ください。

ネットワーク設定方法(プロファイル・APN)|日本通信SIM サポート
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正直、15日の期限は郵送でのやり取りがあることを考えると結構不安だったのですが、終わってみたら10日間で完了しました。その間ショップに行くことはなかったので地方に住む身には楽でした。

ほとんどない電話かけ放題の格安SIM【法人契約】

よく電話をかける機会が減ったと言われていますし、私個人的にも何年も前からそれは感じています。

でも、仕事で使う用途としてはまだまだ電話を利用している人は多いのではないでしょうか?050発信のIP電話だとやっぱり信用性がまだ低い印象ですし、かけるなら携帯電話(スマホ)になります。

そして、調べてみると分かりますが、電話かけ放題プランで安くするスマホプランはあまりありません。電話かけ放題プランだったとしても個人契約のみで法人契約を受け付けてくれなかったりします。

または10分間以内の通話かけ放題ならまだ法人契約でのスマホプランはあるかもしれません。

いずれにしても「法人契約」かつ「無制限の電話かけ放題」でスマホを使うのは結構ハードルが高いのです。

そして探しに探して見つけたのが老舗の格安SIMである「日本通信SIM」です。

日本通信SIMには価格重視の「合理的みんなのプラン」とデータ通信重視の「合理的20GBプラン」、そして今回契約した電話を頻繁にかける人向けの「合理的かけほプラン」の3種類のプランがあります。

以下に各プランの詳細と月額基本料金を掲載しておきました。ご参考になさってください。

プラン名合理的みんなのプラ合理的20GBプラン合理的かけほプラン
月額基本料金(税込)1,390円2,178円2,728円
データ量(月)6GB20GB3GB
無料通話(月)70分まで無料70分まで無料かけ放題

まとめ

個人的にはMNPでドコモから楽天モバイルに転出したことがあったので、手続きがそこまで煩雑でないことは知っていました。

でも、法人契約と個人契約は別世界だったりします。

そのため、不安感があったのでかなり調べて手続きしたのですが、実際にやってみると結構楽でした。

ポイントは日本通信SIMからの本人確認書類は担当者宛に送ってくるぞと言うことですね(笑)

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