●●放題は注意書きに要注意!

auで節約

最近のスマホは、ドコモ、au、ソフトバンクといったキャリアを中心に通話には電話かけ放題プランが当たり前のようになっています。そのためでしょうか、ネットについてもデータ通信し放題だと思っている人も多くいます。

それは間違ってはいないと思いますが、正解でもないです。先日、仕事先でスマホの高速データ通信は2GBで契約している人が多いという話をしたら、「スマホのネットってつなぎ放題じゃないんですか?」って聞かれてしまいました。

正直いうと、それぐらい自分のプランについてそこまで考えていない人が多いですし、「電話かけ放題」や「ネットつなぎ放題」といった企業側が広告に記載している聞こえのいい文言を真に受けている人がほとんどなのかもしれません。

でも、そういったプランを提供するのはキャリアや格安SIMの各社にとってもリスクのあることなのであの手この手で策を練っています。そのあたりをキチンと踏まえてプランを詳しくみることが必要です。

 

128kbpsでもつなぎ放題はつなぎ放題

現在のスマホはネット接続をするのに高速データ通信が当たり前のようになっていますが、基本的に2GBや5GBといったデータ容量で契約します。毎月Web閲覧やLINE、メールなどでネット接続していて、データ通信のパケットが積み重なって2GBに達した場合はその後速度制限されまる。

その速度が128kbpsです。通常の高速データ通信が下りで最大262.5Mbps、上りで最大50Mbps(楽天モバイルの場合)なことを考えると止まってるんじゃないかと思うほどの速度ですが、低速であってもネット接続自体は行うことができます。

128kbpsだとGoogleでのネット検索やテキストメインのサイト表示、メール、LINE程度であれば利用可能だと思います。でも、画像表示や動画になると利用できないレベルの速度です。そのため、一応ネット接続し放題といえば接続し放題です。ただし「速度は変わります」という但し書きが必要だと思いますが。。。

でも、違うんですよね。みんなの希望は高速でネット接続したいなんです。嘘ではないけど、誇大広告なんだよなあと思ってしまいます。

 

電話かけ放題も何分かけ放題か要チェック

電話かけ放題も頭の中には何分間でも電話かけ放題というイメージ(キャリアでいう「カケホーダイプラン」、「カケホプラン」、「通話定額(スマ放題)」)がすでに定着していると思います。

でも、最近では電話かけ放題プランには格安SIMを中心に通話の最初1分間や5分間、10分間だけ何度かけても無料になるというかけ放題プラン(オプション)も増えています。

そういった●分間かけ放題な通話プランであっても、広告では「電話かけ放題」と記載されていますし、広告を見る側は何度も広告を見る内に、通話プランは5分間かけ放題のライトプランであっても、「ああ、この携帯会社は電話かけ放題でこんなに安いんだ」と刷り込まれるわけです。

でも、実際に電話をかけた場合の最初の数分間は無料になるサービスを提供しているわけですからウソではないわけです。記載されている内容をよくよく見ないとかえって損することになります。(大半は損をするのではなく、損した気分になるですが。。。)

 

いいにくいことは字が小さい

スマホに限らずテレビCMやWeb広告にはトラップがいっぱいです。

「無料通話サービスとネット定額コミコミ」

「24時間すべての国内通話がし放題、ネットもし放題」

こんな内容の広告をみると消費者はすごいお得だと思ってしまいます。

だからこそ、広告には耳障りのよい電話かけ放題やネットつなぎ放題などお得になる情報が大きく前面に表示されます。そんな時、注意したいのは大きな文字ではなく小さな文字です。大抵ページの一番下あたりに書いてある注意書きです。

そこにこそ契約する時に注意しないといけない、でも使う側にとっては重要な情報が記載されています。例えばこんな情報です。

 

「放題」なのはホントか?

「電話かけ放題」と書いてあっても実は最初の「1分間」だったり、「5分間」、「10分間」の通話料が無料になるプランであることが多いです。いつも何分でもかけ放題ではないことがります。それ以降は30秒毎に10円だったり20円の通話料がかかってしまいます。

キャリアの場合だと価格を前にだしたプランは5分間電話かけ放題になっていることが多いですし、格安SIMではそもそも常に電話かけ放題になっているプラン自体がほとんどないので大抵5分間かけ放題になっています。

「ネットし放題」と書いてあっても2GBだったり5GB分のパケットが高速データ通信できるプランになっていることがほとんどです。そのため、データ通信量が2GBや5GBを超えてもネットし放題ではありますが、その月の間は上記のように速度が128kbpsに制限されます。

もし、もう一度高速データ通信したいと思ったら、月が変わるのを待つか、追加データを購入する必要があります。

 

「放題」は「放題」だけど。。。

ネットし放題だけど、すごい安い価格でプランを提供している場合があります。特に格安SIMでこういったプランがあります。でも、ホームページをよく見てみると「このサービスはデータ通信速度は通常XXXkpbs~XXXkpbsの通信です」といった記載があったりします。

「Mbps」ではなく「kbps」です。要は低速通信でネットがし放題になるというプランになります。ネットし放題には違いないので提供側も「ネットつなぎ放題」を前面に出したりして気づきにくいです。下の方に小さく書いてあったりしますので注意があ必要です。

 

一緒に入らないといけないオプション

「電話かけ放題」って書いてあるプランでも、そこだけ見るとお得でも契約時には「このプランの契約時には、次の契約が必須となります」と書いてあることがよくあります。いくつかのオプションに一緒に入らないといけないことがあります。

「データプランは●GB以上」を契約しないといけない。電話かけ放題のみのプランでは契約できず「データプランも一緒に入らないといけない」とか、プラン単体であれば安くお得に契約できるものでもあんまり安くならないことがあります。

 

●年しばり

ユーザーにとってお得なプランの場合、いったん契約すると翌月とかすぐには解約できないことが多いです。キャリアの場合、多くは2年間や3年間は契約し続けないといけなくなります。

「●年間同一回線の継続利用が条件となります」

上記のような記載が注意事項の欄に小さく書いてあることがあります。いわゆる「●年しばり」というものです。ちなみに格安SIMの場合はキャリアに比べて短い6ヶ月間程度の期間でのしばりが多い印象です。

 

まとめ

キャリアを中心に提供されるお得なプランはプラン単体であれば安く設定されていますが、別のオプションを契約しないといけなかったり、長期間契約しないといけなかったりとトータルのコストでいうと意外と高くつく可能性もあります。

サービスを提供する側の企業も損はしたくないけど、売上は上げなければいけないので加入者を増やさないといけないので大変なんだろうなと思います。その結果がこうした広告やプランの表示になっているのではないでしょうか。

少しでも家計の負担を減らしたいからと節約したいからとお得な情報のいい部分だけを見るのではなく、こういった注意書きにもぜひご注意ください。大抵の場合、各プランの詳細にある「※や*の記載」が道しるべになってくれます。

 

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