私が住んでいるのは人口が日本で47番目に多い鳥取県です。仕事をしていると週に何度か営業の電話がかかってきます。最近多いのは電気代を安くしませんかというものですが、中には携帯電話料金を安くしませんか?という内容です。
何本もの電話を受けて内容を聞いたりしましたし実際に会社で契約したこともありますが、契約する携帯会社はいずれもソフトバンクでした。
そして、ネット上でもナンバーポータビリティでキャリアの電話料金を下げるという内容がいくつもありますが、そのほとんどはやっぱりソフトバンクだなという印象です。
スマホやガラケーを安く使えるわけですから何の問題もありませんが、問題は品質です。これから書く内容は鳥取県での内容ですが、意外と多くの地方に住んでいる方、特に音声通話をよくする方には参考になるかもしれないのでご紹介したいと思います。
事例① 怪奇!受話器から川の流れの音が。。。
電話かけ放題プランのおかげで、会社の携帯電話は基本的に音声通話のみに絞った使い方をしています。ソフトバンクの代理店からかかってきた営業の電話を受けて、以前使っていたドコモからソフトバンクのガラケーに切り替えました。
その際にかかった費用は本体が無料(当時はありえました)になって月々2,200円が1,400円ぐらいになったと記憶しています。ちなみにナンバーポータビリティの費用はどうなったかは覚えていません。
毎月1,400円で電話がかけ放題になるわけですから、とてもお得なのは確かです。でも、使っている内に不具合が発生するようになりました。会社内での通話中に川の流れるような音が聞こえるということです。
しかも、これが1台ではなく何台でも発生する現象でした。通話もままならないので使い物にならないということになってしまいました。そこで、ソフトバンクに相談して電波状況の調査をしてもらいました。
会社は国道から2~300メートルぐらいしか離れていない場所なので不通に考えたら電波状況が悪いということは考えにくいなと思っていましたし、ドコモやauは正常に使えています。
電波状況を調査してもらった結果、近くにアンテナが無いみたいでどうやら12キロぐらい離れた場所にあるアンテナから電波を拾ってきているようでした。
いずれにしてもそのままでは使い物にならないので社内にミニアンテナを立ててもらって、それで運用することになりました。ちなみにそれから5年ぐらい経ちますが、また電話状況が悪くなっているみたいです。
事例② 二重苦!電波がつながらないし、ガラケーの電源が落ちる
これも5年くらい間のお話しですが、取引先の会社でのことです。その会社では社員用にガラケーを5台契約していましたが、高いので通信費を抑えるためにソフトバンクにしたそうです。値段が安くなってよかったと思ったのもつかの間、すぐに問題が発生したみたいでした。
電話がつながらいし、原因不明でガラケーの電源が勝手に落ちる現象が複数台で発生したようでした。サポート体制もあまりよくなく、不信感がたまっているようでした。
ちょうど、その頃にauの法人営業の方が営業に来たみたいで、5台全部ソフトバンクからauに変えたところ、問題なく使えるようになったということです。
事例③ 後日談!初日から電波つながらない
先ほどと同じ会社での話です。ソフトバンクからauに切り替えてから数年後、auのガラケーもそろそろガタが来たのでどうしようかと思っていたところ、ソフトバンクの営業さんが来たそうです。
数年前のソフトバンクの電波が悪かった話をしたところ、「3G」から「4G」に電波が変わっているので大丈夫という話だったし、安くしてくれるということでしたので再度auからソフトバンクに切り替えることにしました。
ただし、前回のことも踏まえて、5台中2台だけ切り替えたそうです。本体も無料にしてくれてさあ、これからソフトバンクを使おうとした開通の日、やっぱり電話がつながりにくくなったそうです。。。
開通初日にそれはかなりのストレスが溜まるお話しですが、すぐにソフトバンクのサポートに連絡して、電波状況のチェックをしてもらうことになりました。結局、社内にミニ基地局を設置することになりましたが、設置完了まで2ヶ月かかっています。
今回の件で不思議なのが社員の中にはソフトバンクやY!モバイルのスマホを使っている人がいて、その人達は電波状況がそんなに気にならないということです。
でも、よくよく聞いてみるとその社員さんはスマホの使い方がネット中心で音声通話をあまりしていないようでした。実際、その会社の近所でも家の中ではスマホの電波状況がよくないと言っていました。
ちなみにその会社は国道から100メートル離れている程度で平野部に位置していますし、電波状況をチェックした人に見せてもらいましたが、比較的近くにアンテナもあるようでした。
まとめ
今回の件に限らず、ソフトバンクはボーダフォンやJフォンの時代から田舎に弱いという話は聞いていました。ドコモはまんべんなくアンテナがあるのは知られていますし、auも昔から山陰では電波が強いという根拠のよく分からないうわさがありました(笑)
鳥取県のおとなりの島根県でも山などに入るとソフトバンクは電波が入らず、同じ場所でもドコモは電話できるという話を聞いたことがあります。
価格競争だけで言えば、ソフトバンクやY!モバイルはとても魅力的な会社ですが、こと音声通話に関しては微妙になってしまうのは仕方ありません。とは言えこれはあくまでも鳥取県や山陰地方でのお話しです。
ちなみにソフトバンクでも音声通話は問題があるけど、ネット接続は問題なく行えているようでした。ソフトバンクの名誉のために合わせてご報告させていただきます。
でも、同じく地方に住んでいる方でも参考になるかもしれないので記事にさせていただきました。
結論として、音声通話(電話)をよくかけるならドコモやauがいいと思います。でも、安くしたいならY!モバイルになっちゃいいますよね。。。