5Gスマホはうちの街では使えるのか?スマホ5Gサービスエリア調べ

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これまでスマホのネット接続に利用してきた4G回線よりも高速な5G回線。確か2020年にサービスを開始していたと思うのですが、どれぐらい普及しているのでしょうか。

5G回線は様々な分野での利活用が期待されていますが、私たちが一番恩恵を感じやすいスマホのエリアについてドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで調べてみました。

なお、狭い日本ですが実際に調べてみれば当然莫大なことになるので、都会と田舎ということで前者を世界一の乗客者数を誇る「JR新宿駅」を、後者を人口が最も少ない都道府県である鳥取県の県庁所在地にある「JR鳥取駅」を中心にしてみました。

各キャリアのサービスエリアページのリンクも掲載しているので、あなたがお住いの地域で5Gがどれくらい広がっているのかチェックしたい場合はそちらをご利用ください。

ドコモの5Gサービスエリア

ドコモの5Gサービスエリア(JR新宿駅周辺)2022年8月21日現在
ドコモの5Gサービスエリア(JR鳥取駅周辺)2022年8月21日現在

地図上で表示されている色の内、赤色が5GエリアのSub6を、青色が5Gエリアのミリ波を表しています。また、薄い黄色部分も5Gエリアにはなりますが、ドコモの説明によると従来の4G回線と同じ周波数帯を利用しているため、通信速度は4G(LTE)と同じくらいに留まるとのことです。

新宿駅、鳥取駅ともに駅周辺ではSub6の5Gエリアが対応していることが分かります。ちなみに鳥取砂丘では5Gはつながらないみたいです(笑)

auの5Gサービスエリア

auの5Gサービスエリア(JR新宿駅周辺)2022年7月現在
auの5Gサービスエリア(JR鳥取駅周辺)2022年7月現在

地図上で表示されている色の内、赤色が5GエリアのSub6を、青色が5Gエリアのミリ波を表しています。

また、薄い黄色部分も5Gエリアにはなりますが、ドコモの説明によると従来の4G回線と同じ周波数帯を利用しているため、通信速度は4G(LTE)と同じくらいに留まるとのことです。

新宿駅、鳥取駅ともに駅周辺ではSub6の5Gエリアが対応していることが分かります。ちなみに鳥取砂丘では5Gはつながらないみたいです(笑)

ソフトバンクの5Gサービスエリア

ソフトバンクの5Gサービスエリア(JR新宿駅周辺)2022年7月現在
ソフトバンクの5Gサービスエリア(JR鳥取駅周辺)2022年7月現在

まず、ソフトバンクのホームページにおいて、(少なくともiPhone13を使用する場合の)ミリ波のエリアを確認することができませんでした。サービスエリアのページには以下の記載があります。

高速大容量のSoftBank 5G<28GHz、3.7GHz>(新周波数)は限定エリアで提供しています。事前に以下のエリアマップを十分にご確認の上、ご契約ください。

「28GHz」がミリ波の周波数を指すのですが、マップ上では分かりませんでした。

なお、濃い赤色が5GエリアのSub6を、薄い赤色が4G回線の周波数を使った5Gエリアとなります。

ソフトバンクはドコモやauと違う方針なのが見てとれます。新宿駅周辺ではドコモと同じかそれ以上5G(Sub6)エリアを広げていますが、鳥取駅となるとまったく基地局がないのが分かります。

鳥取駅より少し北に進むだけでエリアに入っているのですが、駅だけ外れているのです。

以前、5Gエリアの普及についてニュースを見かけた時にソフトバンクは早期に人口カバー率を9割以上に広げると言っていたのを思い出しました。

ドコモやauは日本のエリアカバー率での9割以上を目指しているのに対して、方向性が違う印象を受けました。

この辺からもソフトバンクは田舎には厳しいなと言うイメージがあります。

楽天モバイルの5Gサービスエリア

楽天モバイルの5Gサービスエリア(JR新宿駅周辺)2022年8月21日現在
楽天モバイルの5Gサービスエリア(JR鳥取駅周辺)2022年8月21日現在

個人的にとても目に痛い色表現ではありますが、緑色が5GエリアのSub6を、青色が5Gエリアのミリ波を表します。

最後発なキャリアだけあった、結構頑張ってはいますが、4Gエリアであるピンク色がほとんどを占めていることが分かります。

新宿駅には一応、5Gエリアはありますが、鳥取駅についてはソフトバンク同様エリア外になっています。

5Gには2種類ある

MM総研が発表した「5Gスマートフォンの市場動向」という調査によると、2021年に出荷されたスマホ全体の内、5G対応機種は約58%だったそうです。

その前年の2020年が約20%だったことから多くの人に5G回線を体感する土台ができつつあるという感じです。

にも拘わらず、5G回線のエリアが思ったよりも普及していないのには理由があります。それが電波の届くエリアです。

これまでスマホで使っていた4G(LTE)回線に比べて、5G回線は速度が速いのですが、1つの基地局でまかなえるエリアが狭いのが特徴です。

そのため、基地局の数もこれまでよりも多くする必要があるため、時間がかかっていると考えられています。

また、もう一つ理由があります。

先ほどから、5Gエリアの説明に「Sub6」や「ミリ波」と書いていましたが、実は5Gには2種類あります。

両社は周波数が異なりますが、よく5Gのメリットとして挙げられる「大量のデータを高速に通信できる」「同時に100台の端末を接続できる」「遅延が少ない」と言った内容は特に「ミリ波」の特徴として知られています。

と言うことは、もう一度先ほどのエリアマップを見返してほしいのですがミリ波の対応状況は一番進んでいるドコモですらあの程度です。

まだまだ真に5G回線の恩恵を感じられるのには時間がかかりそうです。

5Gエリア普及率95%のカラクリ?

2022年8月現在での5G普及率はサービス開始時に期待していたものには程遠いものだと言えます。

そのことを受け、3月には総務省がひとつの方針を発表しました。

高速・大容量の通信規格、5Gについて、総務省は対応エリアの広さの目安となる「人口カバー率」を現在の30%程度から2023年度末には95%に高める方針を明らかにしました。今後補助金などを活用し、携帯各社の基地局整備の支援を加速させることにしています。

NHKニュース(2022年3月29日)より引用

後、1年半で5Gのエリアを95%まで広げると言うことです。

無理じゃね?

率直にそう思ってしまいますが、各キャリアのサービスエリアを見ていて気付いたことがあります。

現行の4Gの周波数を利用した5G回線もエリアマップに記載されているのです。

2023年度末まではこれまで通りエリアの拡充には努めつつ、最終的にはこれも加えて、95%達成でお茶を濁すのではないかというそんな気がします。。。

まとめ

まだまだ5Gスマホのことを気にするのは早いですね。

冒頭にも書いたようにすでに出荷されているスマホの6割くらいは5G回線に対応しています。

しかし、5Gには2種類存在するので、将来的にはそれぞれに対応しているスマホを選ぶ必要があります。
※現状はSub6にのみ対応し、ミリ波非対応の5Gスマホが多いように思います。

それに今の4G回線の速度って動画もストレスなく見れますし、十分なネット速度な気がします。

なので、今買い替えたとしても2年後、3年後くらいに5Gスマホに移行してもよさそうな気がします。

その頃には中古市場でも5Gスマホがメインになってきているでしょうから、お得に買えるでしょうからね。

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