スマホの通信費を節約するのであれば、電話をかける頻度がひとつのポイントになります。電話をほとんどかけない人や電話はLINEの音声通話、Facebookのメッセンジャーで済ませる人は大きく安くできます。
実際、LINEやFacebookの音声通話機能はずいぶんよくなっているように思いますし、電話番号にこだわらなければ十分に代用可能なレベルだと実感しています。
それでもよく電話をかける相手が固定電話だったり、ガラケーだとLINEやFacobookのメッセンジャーを使うわけにはいきません。そんな人はスマホの節約ができないとあきらめがちですが、一概にそうとも言えません。
まずは一般的なプランの金額をおさらい
電話をよくかける人がどれぐらい通信費を節約できるのか考えるにあたって、まずは基準となる価格として、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のプランを計算します。
一般的なキャリアのプランは「電話かけ放題」と「2GBのデータプラン」の組み合わせだと言われています。
その金額が(電話かけ放題プラン)2,700円プラス(インターネット接続料)300円プラス(2GBのデータプラン)3,500円で合計6,500円(税別)です。
この金額からどれだけ節約できるか考えてみたいと思います。
auピタットプランで節約する
キャリアのままで節約しようと思うとっまず思い浮かぶのが、auが提供しているauピタットプランです。
auピタットプランと言うと、まず最安値が1,980円というのがCMで目にする機会が多いと思います。でも、この金額は5分までの通話がかけ放題になる音声通話プランで1GBまでのデータ通信だったらこの金額で収まります。
そのため、電話かけ放題だと少し高くなります。1年目は月額2,980円、2年目以降は月額3,980円です。でも、auピタットプランは●GBで契約するプランではなく、ネット接続をした分だけ月額利用料が上がっていきます。
そのため、基準としたキャリアのプランに合わせて、2GBぐらい使うと考えたら1年目の通信費は3,980円。2年目以降は4,980円になります。
auピタットプランの落とし穴
auピタットプランは注意点があります。
まず、auピタットプランは新規契約か機種変更の場合だけ契約することができます。要は今、auユーザーの人はプラン変更だけでは契約できないことになります。
また、auピタットプランの割引は1年目だけ有効になるビッグニュースキャンペーン(毎月1,000円割引)と永年500円割引になるauスマートバリューがキモになります。
ただし、auスマートバリューはお家でauのネットや電話を使っていて、auのスマホ(携帯電話)も一緒に契約していると割引してくれるサービスです。
auのスマホを持っているだけではauスマートバリューは適用されないということですね。
そのため、auピタットプランの場合、実質こんな金額になります。
キャリアのプラン | auピタットプラン (1GBまで) |
auピタットプラン (2GBまで) |
|
---|---|---|---|
1年目 | 6,500円 | 3,480円 | 4,480円 |
2年目以降 | 6,500円 | 4,480円 | 5,480円 |
※金額は税別
ネット接続が1GBまでだったら、1年目が月額利用料3,480円、2年目以降は4,480円とそこそこ安くなりますが、1GB~2GBになると月額利用料がそれぞれ4,480円と5,480円になってしまいます。
ガラケーとスマホの2台持ちこそ正義なのか
スマホを持つ人にこだわりのない人であれば、電話用にガラケーを使ってデータ通信にスマホを使うという節約方法があります。
もちろん、スマホ2台持ちという手もありますが、電話かけ放題プランはスマホとガラケーで価格が異なります。スマホの電話かけ放題プランは月額利用料が2,700円ですが、ガラケーの場合は月額利用料が2,200円と500円安くなります。
また、スマホの電話かけ放題プランはauの場合電話かけ放題プランのみ契約することができずデータプランとセットで契約することが必須になっています。そのためにもガラケーがあった方がいいと思います。
今使っているスマホに関してはデータ通信用として格安SIMを契約したらグッと節約になります。基準となるプランと同じ2GBのデータプランをDMMモバイルで契約すると月額利用料770円です。
合計すると(ガラケーの電話かけ放題)2,200円プラス(DMMモバイルの2GBプラン)770円で合計2,970円(税別)です。スマホの2台持ちでも3,470円なのでかなりの節約になります。
こまかく事務手数料がかかるのがデメリット
月額利用料はかなり安くなりますが、1台はスマホからガラケーに変更して、もう一台はスマホのデータ通信用に格安SIMを契約するため、事務手数料が細かくかかります。
また、ガラケーを新規契約するのでガラケーの端末代が必要になるのがデメリットです。端末代は中古でよければ4,000円もだせば買えるのでそこまで気にならないかもしれません。
1台でスマホで電話かけ放題でも安くなる
ガラケーとスマホの2台持ちになると、荷物がかさばって嫌だという人もいるかもしれません。そんな人で電話かけ放題をしながら通信費を安くしたいのであればほぼ1択です。
(サブブランドも含め)格安SIMで電話かけ放題を提供しているのは現在2社のみです。以前は楽天モバイルも提供していましたが、1年かそこらで提供を辞めてしまいました。(格安SIMにとって電話かけ放題は割がよくないのかもしれませんね)
その2社がエックスモバイル(旧もしもシークス)とワイモバイルです。格安SIMは現在、200社あるとも800社あるとも言われていますが、その中で上位に食い込んでいたFREETELが2017年にMVNO事業を楽天モバイルに承継しました。
今後もその傾向は続く可能性があるので、ある程度大きな会社で契約している方が無難です。それを考えるとソフトバンクの関連会社(サブブランド)になるワイモバイル1択になります。
ワイモバイルのスマホプランSで十分
ワイモバイルは洋服のサイズではありませんが、スマホのプランはS・M・Lの3種類です。その内、一番安いスマホプランSで十分な節約ができます。
スマホプランSのプラン内容は10分間の通話かけ放題と高速データ通信が2GB(最初2年間)できて月額利用料1,980円(2年目以降は2,980円)です。
あれ?電話かけ放題じゃないの?と思うかもしれませんが、実はワイモバイルはあんまり推してないっぽいですが、電話かけ放題オプションがあります。それが「スーパーだれとでも定額」です。
スーパーだれとでも定額はワイモバイルやソフトバンクはもちろん、ドコモ、au、固定電話と他社の電話番号宛でも電話かけ放題になるオプションです。月額利用料は1,000円になります。
ワイモバイルでかかる費用を合計すると(スマホプランS)1,980円(2年目以降2,980円)プラス(スーパーだれとでも定額)1,000円で合計金額2,980円(2年目以降3,980円)になります。
電話番号をそのまま使いたいと思ったら、電話番号以降手数料がかかるのがネックにはなりますが、1台ですっきりと電話かけ放題になります。
まとめ
今回挙げた、auピタットプラン、ガラケーとスマホの2台持ち、ワイモバイルの料金を比較したらこんな感じになります。データ量は2GBに合わせて計算しています。
また、auピタットプランはauスマートバリューが適用されない人が多いと思うので、auスマートバリューなしで計算しています。
キャリアのプラン | auピタットプラン | ガラケー、スマホの 2台持ち |
ワイモバイル | |
---|---|---|---|---|
1年目 | 6,500円 | 4,480円 | 2,970円 | 2,980円 |
2年目以降 | 6,500円 | 5,480円 | 2,970円 | 3,980円 |
※金額は税別
こうしてみると、金額だけで見るとガラケーとスマホの2台持ちが一番安くなりますが、荷物のことを考えるとワイモバイルのスマホプランSが一番利用しやすいかもしれません。
キャリアのプランと比較しても同じよう(電話かけ放題+2GBのデータプラン)使えるのに1年目は毎月3,500円以上、2年目以降も毎月2,500円以上節約できます。
基本的に自分からアクションを起こさないとスマホの通信費は安くならないのでまずは自分の契約状況のチェックをすることがスマホの通信費を安くする第一歩ですね。
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