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格安SIMに長時間電話かけ放題の波は来るのか

格安SIMの事業者が増えてきて一時期は価格競争で安さを前面に押し出していました。価格競争も度が過ぎるとユーザーにとってはウェルカムですが、企業にとっては疲弊する一方です。今は価格競争もひと段落し、各社はサービスの充実を行っている印象です。

格安SIMが提供する充実サービスの一例

● LINEやtwitter、Facebookといった特定のサービスのデータ通信量をカウントしない「カウントフリー」
● インターネット回線で音声通話ができる「IP電話サービス」
● 月間のデータ通信量を確認したり高速データ通信と低速データ通信を切り替える事ができる「専用アプリ」など

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電話かけ放題は●分間かIP電話で

格安SIMのサービスの一環で電話かけ放題をオプションで提供している会社も増えてきました。ただ、電話かけ放題といってもキャリアのような長時間電話かけ放題になるようなプランではなく、5分以内の通話や10分以内の電話がかけ放題になるライトプランだったり、IP電話での通話がかけ放題になるプランだったりします。

それでも長時間電話かけ放題を提供する格安SIMも登場するようになってきたので、長時間電話かけ放題を提供する会社は増えてくるかもしれません。格安SIMはデータ通信はとても安くプランが提供されていますが、音声通話プランに関してはそんなに安くなっていないという印象があります。でも印象だけでははっきりしないので実際に計算してみました。

電話かけ放題にかかるコスト~もしもシークス編~

もしもシークスは格安SIMの中で唯一「かけ放題フル」というオプションで「かけ放題フル」というオプションで無制限の電話かけ放題を提供しています。

もしもシークスの料金体系は基本料金(音声プラン:月額980円、データプラン:380円)に1GB・3GB・5GB・7GB・10GBの中からパケット量を選ぶようになっています。音声プランからデータプランの差額で音声通話プラン自体の価値が見えてきます。

もしもシークスの料金ラインナップ

データ量 音声通話プラン データプラン 差額
1GB 1,580円 980円 600円
3GB 2,180円 1,580円 600円
5GB 2,780円 2,180円 600円
7GB 3,380円 2,780円 600円
10GB 3,980円 3,380円 600円

もしもシークスは音声通話単体の金額設定は600円としていると推測できます。音声通話単体の金額に通話プランである「かけ放題フル」の月額料金を加えると次のようになります。

音声プラン単体の金額 かけ放題フルの月額使用料 長時間電話かけ放題の価値
600円 1,800円 2,400円

もしもシークスが提供している長時間もOKな電話かけ放題のプラン代金は「2,400円/月額」ということになるかなと思います。

電話かけ放題にかかるコスト~楽天モバイル編~

楽天モバイルは現時点(2017年2月)では電話かけ放題は5分までの通話料が無料になるタイプしか提供していませんが、「楽天でんわ かけ放題トライアルby楽天モバイル」の提供を発表しています。

「楽天でんわ かけ放題トライアルby楽天モバイル」は、既に楽天モバイルを利用しているユーザー向けに先着100名に提供される時間制限なしの電話かけ放題オプションのテストプロモーションになります。2017年3月1日から2018年2月28日まで提供され、今回の反応次第で商品化するかどうかを決定するということです。

楽天モバイルでももしもシークスの時と同様に通話SIMとデータSIM(SMSなし)の差額から通話プラン単体の設定金額を考えてみたいと思います。

楽天モバイルの料金ラインナップ

プラン名 通話SIM データSIM 差額
ベーシックプラン 1,250円 525円 725円
3.1GBプラン 1,600円 900円 700円
5GBプラン 2,150円 1,450円 700円
10GBプラン 2,960円 2,260円 700円
20GBプラン 4,750円 4,050円 700円
30GBプラン 6,150円 5,450円 700円

楽天モバイルはプラン全体で見てみると音声通話単体の金額設定は700円なのではないかと思います。この音声通話単体の金額にキャンペーンで提供している「楽天でんわ かけ放題トライアルby楽天モバイル」の月額料金を加えると次のようになります。

音声プラン単体の金額 楽天でんわ かけ放題トライアルby楽天モバイル
の月額使用料
長時間電話かけ放題の価値
700円 1,980円 2,680円

楽天モバイルが提供している長時間もOKな電話かけ放題のプラン代金は「2,680円/月額」ということになるかなと思います。

電話かけ放題はキャリアと格安SIMであまり金額に違いがない

キャリアでの無制限電話かけ放題プランは月額2,700円です。それに対して格安SIMであるもしもシークスの「かけ放題フル」が月額2,400円。楽天モバイルの「楽天でんわ かけ放題トライアルby楽天モバイル」では月額2,680円とあまりキャリアとの差額がないことが分かります。

楽天モバイルについてはまだキャンペーン中なので実際に商品化される際にはどのような料金になるのかは分かりませんのがもう少し月額料金が下がるかもしれません。現時点ではあくまでも参考程度になります。

5分までのかけ放題では価値はどうなのか

無制限の電話かけ放題ではキャリアと格安SIMではそんなに金額差はありませんが、キャリアが提供するもう一種類の電話かけ放題プラン「5分間までの国内通話が通話料無料」になるプランは格安SIMではお得になるのかも調べてみました。

格安SIMで提供されている5分までの通話料が無料になるプラン(またはオプション)もこれまでの二社と同様に音声通話プランからデータ通信プランの各月額基本料の差額にオプションを加算することでかけ放題ライトプランの価値を計算してみたいと思います。

ちなみに5分までの通話料が無料になるオプションを提供している格安SIMは結構あって、主なもので7社(楽天モバイル、IIJmio、FREETEL、DMM mobile、nuro モバイル、DTI SIM、もしもシークス)あります。

格安SIMの5分間電話かけ放題プランの月額

格安SIM名 プラン名 音声通話単体の価値 オプション料金 合計金額
楽天モバイル 5分かけ放題オプション 700円 850円 1,550円
IIJmio 誰とでも5分 家族と30分 700円 830円 1,530円
FREETEL 5分間かけ放題 700円 840円 1,540円
DMM mobile 5分かけ放題 700円 850円 1,550円
nuro モバイル 5分かけ放題オプション 700円 800円 1,500円
DTI SIM でんわかけ放題 700円 780円 1,480円
もしもシークス かけたい放題ライト 600円 850円 1,450円

格安SIMでの5分までの国内通話が無料になるかけ放題プランは1,450~1,550円と大体1,500円前後だという結果になりました。キャリアでの同様のプランが1,700円なことを考えると少し安い程度です。やはりデータプランに比べると価格のインパクトにかける印象です。

まとめ

格安SIMの魅力の一つは各社の方針がサービス充実に変わってきていても「価格の安さ」であるということは間違いないと思います。2GBの高速データ通信を例にとってみても、キャリアが3,500円で提供しているのに対し、格安SIMでは1,000円程度なことを考えると格安SIMのデータプランは価格のインパクトが確かに大きいです。

一方で音声通話プランになるとその印象は薄くなります。電話をかけた分だけ支払う従量制であればそれでも安く設定されていますが、5分間までの通話や無制限の通話がかけ放題になる「電話かけ放題系プラン」になると実際に計算した結果ではキャリアと格安SIMではほとんど差はみられません

そうなってくると音声通話の品質や安定感を考えると電話かけ放題をしたくて、かつ通信費を安くしたいと思ったらスマホかガラケーでキャリアの電話かけ放題プランを選んで、データプランについては格安SIMを利用するのが現実的なところになります。

音声用のスマホ(ガラケー)とデータ通信用のスマホの2台持ちか、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)対応のスマホに音声SIMとデータSIMを2枚挿して使うかのどちらかで利用するのがお得なのかもしれません。

もちろん、電話をあまりかけないのであれば格安SIMの従量制プランを利用すればもっとコストは下げられますし、5分までの通話がかけ放題になるプランもキャリアの場合、データプランとセットで入らいないといけないので結局高くつく可能性があります。それだったら格安SIMの5分かけ放題の通話オプションを利用する方がお得です。

個人的には将来的に通話をよく使う可能性があるので1台で済むデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)対応のスマホを利用するのがいいのかなと思ったりしているところです。

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