スマホの維持費は結局、データ通信料が高いのか!

auで節約

ドコモ、au、ソフトバンクと3大キャリアの各プランを見てみると、「電話し放題」+「2GB分のデータ通信」のプラン。これが今のプランとして一番一般的だと思いますが、これがとにかく高く感じでしまいます。でも、よく見てみると電話かけ放題で2,700円って、そんなに悪くない条件だと思いませんか?

固定電話の費用って基本使用料だけで大体2,400円くらいになる印象がありますから、それを思えば電話代を気にせず使いたい!!そんな思いがある人には全然高くないのではないかと思います。

では何が高いのかというところです。

ということは、そう。データ通信料です。2GBで3,500円って高くないですか?

データ超過したらどうなるの?

手っ取り早くスマホに掛かるお金を節約しようと思ったら、このデータ通信料を安くあげられないだろうかと考えるのが一番の近道だと思います。

それにちらっと気づかせてくれるのが、ソフトバンクの「データ定額パック 小容量(1GB) 月額2,900円」とauの「データ定額1 月額2,900円」です。ドコモで電話ではデータプランの最安値はデータSパック(小容量)(2GB)で、月額3,500円です。

パケット量が1GBと2GBでは月額基本使用料に600円の差が出てきます。少し微妙な金額ですが、1年間だと7,200円の差が出てきます。

簡単に言えばデータ容量を2GBから1GBに半分にするだけで節約ができるわけですが、不安なのがこのデータ容量が上限を過ぎてしまった時の事。毎日使っているメールやLINE、Facebook、TwitterにYoutube。このデータ通信量が1GB(または2GB)を過ぎたらどうなるんでしょうか?

答えはカンタン速度が遅くなるわけです。

データプランの1GBや2GBという数字はそれぞれのプランで高速通信でデータ送受信できるデータ量(パケット量)を表しています。ちなみに各社の高速通信時の通信速度の最大はこんな感じです。

ドコモ:370Mbps
au:370Mbps
ソフトバンク:187.5Mbps
※この速度は常にこの速度がでることを保証するのではなくて、ベストエフォートと言われる最速でこれくらいになる通信方式です。あくまでも参考程度です。

ネット接続しすぎて、契約データの上限にいくことで、速度制限がかかるとナント128kbps にまで通信速度が落ちます。

1Mbps=1,000kbpsなのでソフトバンクの速度と比較すると単純計算で1,464分の1まで速度が遅くなります。ドコモ、auと比較してしまうと、まあ大変2,890分の1です。とにかく急激に亀の歩みになることは間違いありません。

でも128kbpsってどれくらいの速度か意外と知りませんよね?

じゃあ、128kbpsになるとどれくらい速度が遅くなるのか調べてみたいと思います。

128kbpsでメールをしてみると。。。

メールは速度制限されても利用可能 メールは基本的にテキスト中心で使うのでその程度であれば十分に利用可能みたいです。ただし速度が速度なので添付されてきた写真やファイルのサイズが大きくなければ、表示できそうですが、写真が多いメールの場合は表示に時間がかかるのでストレスを感じるかもしれません。

128kbpsでLINEしてみると。。。

速度制限時でもLINEは利用可能 LINEはテキストのメッセージがメインであれば128kbpsでも使えるみたいです。スタンプも表示されますが、最近動くスタンプになると表示が遅いかもしれません。写真や動画のサイズが大きいとメールと同様、LINEでも表示するのはアウトだと思います。

ちなみにLINEアプリでは無料通話機能がありますが、意外なことに速度制限時でも通話自体は可能なようです。ただし、ノイズが入ることがあるそうなので品質は低下しますので、速度制限されている時にはLINEでの通話は控えた方がよさそうな気もします。

128kbpsでブログやWebを表示してみると。。。

ブログやWebサイトを128kbpsで表示するまでの時間はかなり遅いようです 時間はかかるものの、速度制限時であってもテキストがメインのWebサイトやブログであれば全文表示できそうです。最近のサイトには画像や動画が埋め込まれていることが多いですが、そういった場合は画面表示はキツいようです。特に画像の読み込みがなかなか進まないみたいです。

例えば、Googleの検索ページや検索画面であればストレスなく表示されるでしょうが、Yahoo!JAPANのトップページになると縦長でテキストの量もある上、画像も多いので128kbpsでは表示するのに時間がとてもかかりそうです。速度制限時にYahoo!JAPANのトップページを表示してみようと何度か試したことがありますが、その度に完全に表示するのを待ちきれず途中で断念してしまいました。

ちなみにネットショッピングは画像が多い割には何とか表示できそうですが、商品を注文する際にはログイン操作が必要になります。アカウントのログイン時にはスマホとサーバーとのデータのやり取りが必要になるので、速度制限されているとログイン時の操作でつまづきそうですね。

128kbpsでYoutubeを表示してみると。。。

速度制限時に動画を見ようなどと期待しない方が良さそうです。 Youtubeを128kbpsの通信速度制限されている時に視聴しようとしたら、低画質な動画でも途切れ途切れになってストレスが増すばかりになるようです。もしくはLINEの無料通話が速度制限時でも使えることから、画面が真っ暗なままで音声だけ聞こえる状態になったこともあります。

Youtube以外の動画サービス、Ustreamやニコニコ生放送などでも同じ様になる思います。速度制限されている時には動画系サイトを見ることはまず無理でしょうね。

128kbpsでTwitterを表示してみると。。。

速度制限時でもTwitterは問題なく表示されます ツイートはメールと同じようにテキストでの表示がメインですから、やはりデータを取得するのに問題はないようです。ただ、画像をつけたツイートになると表示に時間がかなりかかりそうです。

過去のツイートを表示する時もどんどんさかのぼるといった操作は、途中で動作が止まってストレスがかかるかもしれません。

128kbpsでFacebookを表示してみると。。。

速度制限時にもFacebookの表示はできそうです FacebookのニュースフィードはTwitter と同じように文字の表示はできそうです。でも、やはり画像の表示に時間がかかるみたいです。FacebookはTwitterに比べて画像を添付する頻度が高い印象を受けるので表示により時間がかかりそうです。

ニュースフィードをさかのぼるのもTwitterより表示がもたつくと思いますし、場合によっては画面が固まる可能性もあります。

128kbpsでゲームを使用してみると。。。

通信速度制限されているとゲームはまず使えない スマホのゲームはデータ量を多く使うものが多くあります。データサイズが小さいゲームもありますが、実際問題として人気のあるゲームはほとんどデータ量が大きいといっていいと思います。

まず、使っているスマホにゲームデータ自体をインストールするのに時間がかかります。1GBもデータ量が必要になるゲームもあるぐらいなのですぐに高速データ通信の容量も上限に達してしまうし、ましてや通信速度が制限されている128kbpsだとどれだけ時間がかかるのか考えるだけでも気が遠くなります。

何とかインストールが終わったら、ゲームをすること自体は問題なく進みそうですが、アップデートが行われると再度大量のデータをスマホにダウンロードしなくてはいけねくなります。速度制限されているとアップデートはなかなか進まないのは確実です。

更に最近のスマホゲームではネットワーク対戦や同じゲームをしている人と協力プレイできたりするものもありますが、128kbpsではすぐに通信が途切れてしまって使い物にならなくなります。速度制限時にはゲームには手をださないことをお勧めします。

まとめ

通信速度制限された時の使い勝手をまとめるとこんな感じになります。

〇(十分使えそう) ⇒ メール、LINE
△(画像が少なければ使えそう) ⇒ ブログ・Webサイト、Twitter、Facebook
×(使うのはやめた方が吉) ⇒ 動画、ゲーム

要はどれだけデータを使うジャンルかによってきます。テキスト表示がメインのメールやLINEであればデータ量が少なくて済むので通信速度制限時でも十分に使うことができます。一方、画像や動画をよく使う、ゲームや動画サイトはデータ量が大きくなるので128kbpsでは表示に時間が非常にかかったり使い物にならないレベルになります。

普段利用するサービスによって感じ方は様々かもしれませんが、動画系サービスさえガマンできれば、何とかなりそうな印象です。速度制限を過剰に不安に思ったりますけど、こういう実際どうなるのか知らないことが原因だったりもします。知ってしまえば「何とかなるかな。」「速度制限されたら動画をガマンすればいいか。」「むしろ、何の問題もないな」って開き直ったり対処方法を考えることもできます。

転ばぬ先の杖ですが、よろしければ通信速度制限にかかった時のイメージの参考になさってください。

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