スマホの用途を考えて節約する

格安SIM(MVNO)で節約

スマホにかかるお金を節約しようと思った場合、自分自身がどんな用途でスマホを使うのか、スマホでどこまでのことができたらよいのかを考えるのは結構重要なことだと思います。

電話もたくさんかけたいしLINEもしたい、Web閲覧もメールもしたい。もちろん動画も見なければいけない。なおかつ、持ち物は増やしたくない。そんな場合は、もちろん節約を考えず、今のキャリアのまま使い続けた方がいい可能性もあります。

でも、大抵の場合はキャリアのプランを見直したり、格安SIMを利用することでスマホの通信費を安くおさえることは可能です。

電話を何分くらいかけるのか

電話をたくさんかけるという場合、色々なタイプがあると思います。「長電話をよくするタイプ」や「短いけど何回も電話をするタイプ」、電話はよくしているけど、実はこちらからかけているのではなく「電話がかかってくることが多いタイプ」もあります。

一番目のタイプであれば、電話をよくかけるし、その通話時間が長いわけですから、キャリアの電話かけ放題サービスを利用していると思います。そこを節約しようと思ったら、音声通話ではなくインターネット回線を利用したIP電話での「電話かけ放題」プランを活用することで通信費を抑えることがでいます。

二番目のタイプだと、よく電話かけるけど、一回の通話時間は短いわけです。であれば、各キャリアが提供している「5分間かけ放題」プランにプラン変更することで月々の使用料は毎月1,000円は下げられます。三番目のタイプも同様でこちらからはあまり電話をかけないのであれば月額基本料が安めの通話プランに変更するのもいいかもしれません。

また、格安SIMにも最初の5分間や10分間のかけ放題プランを提供している会社が複数あります。総務省資料の「平成27年度通信量からみた我が国の音声通信利用状況(概要)」によると、日本の平均通話時間は2分35秒という記録があるそうです。

よく電話をかけると思っていても、実は一回の通話時間は短いタイプかもしれません。一度、自分の通話時間をじっくり調べてみるといいと思います。

意外と接続も安定している

データ通信費を節約する手段として格安SIMがあります。ほとんどの格安SIMがドコモの回線を借りてサービスを提供しているのですが、それでも接続の安定性やセキュリティに不安を持つ人は多いです。

それでも、アンケート調査によると実は格安SIMユーザーの64.1%が満足と回答しています。実際、私も使っていて安定性に欠ける印象は持っていません。私の場合はそもそも、格安SIMにそこまで速度や安定性を求めていません。ネット接続ができればいいか位の気持ちです。

動画もいっぱいみたいし、スマホでゲームもガンガンしたいというのであれば、かえってキャリアの通信プランを10GBや20GBなどの大容量プランに変更した方がストレスが少なくてすみそうです。

セキュリティに関しても、ニュースでも取り上げられたりしますが、スマホのセキュリティの多くがメール経由やアプリ経由でウィルス感染することが原因です。それはどんな状況であっても起こりうることで、格安SIMであっても、もちろんキャリアのままでも十分に考えられるリスクなわけです。

だったら、有料でも無料でもいいからウィルスセキュリティ系のアプリをスマホにインストールしたらいいですし、何よりも怪しいメールは開かない不審なアプリはインストールしないことが一番のセキュリティになると思います。

速度ってあまり気にならないかも

ネットの回線速度が気になる人もいます。キャリアから格安SIMに切り替えて通信費を節約しようと思った場合でも、これまでの快適なネット接続環境は維持したいと思うのでしょう。

いくらドコモやauと同じ回線を使っているとはいえ、キャリアと格安SIMでは同じ回線速度にはならないと思います。やはり少し遅くはなりますが、ストレス感じまくるほどの速度差は正直感じないというのが私の実感です。

私はスマホで動画や音楽をバンバン視聴したり最新のスマホゲームをするわけではないので参考にならないかもしれませんが、格安SIMを使っても動画を見ることはできますし、LINEも普通にできます。パソコンでネットに接続できる環境を持っていたら、そっちで動画を見た方が画面も大きいのでいいと思いますけど。

スマホゲームをガンガンする場合、最新のゲームはネットの接続速度だけでなく、スマホ端末自体の性能も影響するので一概にネット接続速度が遅いだけせいにはできないですし、ネットやゲームはノンビリを楽しんだらいいと思います。

持ち物を犠牲にする

スマホの節約方法として2台持ち(1台は通話専用のスマホ、またはガラケー。もう一台はデータ通信専用のスマホを使う節約方法)という方法がありますが、2台持ちにすると当然ですがスマホ(またはガラケー)が1台追加されるため物が増えます。

持ち歩くものは増やしたくないという人にとってはそれが嫌と感じるかもしれませんが、スマホは薄いのでそんなにかさばらないのではないかと感じてしまいます。それでも嫌だと感じる人は1台持ちでプラン変更などでなんとか対応するしかないとは思います。

通話用携帯電話とタブレットで2台持ち

考えようによってはデータ通信用のスマホはかえって大きくするという考え方もできます。ガラケーに比べたらスマホは大きいですが、それでもネット閲覧をする時には小さいと感じることがあります。特に年齢が進んでくると字が小さく読みづらいと感じる人もいます。

そんな場合にはデータ通信用のスマホをタブレットに変更してみてはどうでしょうか。音声通話用のスマホ(ガラケー)とデータ通信用のタブレットの2台持ちです。そうすることで物は増えますが、タブレットのSIMを格安SIMに変更することでスマホの維持費はグッと下げられます。

実際、私の周りにはガラケーとタブレットの2台持ちをしている知り合いが複数います。2台持ちになったと言っても、普段からスマホはポケットに入れているわけではなくバッグに入れて持ち歩いているから気にならないそうです。

それにタブレットだと画面サイズも大きくなって見やすくて快適なようです。

まとめ

先日、スマホがパソコンの代わりになるのかという内容のニュース記事を見たりしますが、正直無理だろうなと思います。やっぱり画面の大きさは大きな違いですし、キーボードがあると文字の入力が楽です。

スマホには音声入力もありますが、個人的にはまだまだキーボード入力の方がまだスピードもレスポンスも早いと感じます。何でもかんでもスマホだけで快適にはできないんだと思います。

そういうことをふまえてどこまでスマホメインで行うのか、パソコンをメインにして補助的にスマホを使うのか考えると節約への近道になっていくと思います。

とはいれ、最近の学生はスマホがメインになってパソコンの使い方をあまり知らないというニュースも目にしました。パソコン自体を所有していないケースも増えているんですね。そんなパソコンを持っていなくてスマホだけ持っているという人は単純に使う時間を減らすだけでも十分な節約効果ができます。

家や職場で自分が利用できるパソコンがあれば動画やWeb閲覧は主にパソコンでやる。外出時でのスマホのネット接続時間を短くできれば、それだけでパケット代が減るわけですから節約しやすくなってきます。まずは、自分の用途を考えてみるといいですね。

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