格安SIMへ変更前にチェック! スマホ解約後の注意点

格安SIM(MVNO)で節約

ドコモ、au、ソフトバンクを通話契約のみにして、データ通信をWi-fiだったり、公衆無線LAN、格安SIMを使ってやり取りしようと思った場合、いくつかデメリットもあります。スマホの利用料を節約したいからといって、すぐに解約したりすると後悔するといけないので、書くべきことは書いておきます。

LINEの年齢認証ができなくなる

LINEのID検索をするには年齢認証を行わないといけません。この年齢認証は、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の契約内容を確認することで行うシステムになっているんだそうです。なので、キャリアのデータ通信契約を解約するとこの年齢認証が行えないため、LINEのID検索ができません。

まあ、とは言えLINE自体は普通に使えますし、すでに年齢認証が済んでいれば関係ないかもしれません。後、私自身ID検索よりも「QRコード」や「ふるふる」でLINEの友達になっているのでなんの問題もないです(笑)

データ通信の速度が遅くなるかも

以前の記事にも書きましたが、各キャリアの通信速度は最大でこんな感じそくどになります。

 ドコモ:370Mbps
 au:370Mbps
 ソフトバンク:187.5Mbps
 ※2016年6月調べ

まあ、最大速度なので、これよりは遅くなりますけど、無線LANや公衆無線LANは体感としてさらに遅くなると思います。使っていてあまりストレスはないと思いますが、速度の感じ方は個人差があるので、節約のためデータ通信の解約を検討されている方は、一度コンビニなどで公衆無線LANを試されてもいいかもしれないですね。

キャリアメールは使えなくなります

キャリアメールとは、******@docomo.ne.jpや******@ezweb.ne.jp、******@softbank.ne.jpなどのメールアドレスです。LINEやFacebookが人気になってきて、メールのやり取りをする回数が減ってきているとはいえ、まだまだ使っている人は多いです。

あなた自身はGmailやYahoo!メールなどの無料メールを使えばいいかもしれないですけど、キャリアメールの場合、たまにパソコンからの受信をブロックする設定になっていることがあります。こういう設定にしている人の場合、メールの設定にあまり詳しくないことが多いので、対応に困るかもしれません。

キャリアメールが必要なサービスがある

金融関係のサービスを利用している場合、セキュリティ対策のため、メール確認をすることが多いと思います。このメールアドレスをキャリアメールに限定しているサービスがたまにあります。ゆうちょ銀行のインターネットバンキングサービス「ゆうちょダイレクト」がこれに該当しました。私自身、「ゆうちょダイレクト」以外にこうしたケースにあったことがないのでレアかもしれないですけど、念のためお伝えしておきますね。

格安SIMでキャリアメールを使う方法

キャリアメールとは基本的にメール送受信を提供している各社が提供しているメールサービスになります。だから******@docomo.ne.jpはドコモが、******@ezweb.ne.jpはauが、******@softbank.ne.jpはソフトバンクが提供しているメールアドレスになります。そのため、それぞれのキャリアと契約しないのであれば@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp@softbank.ne.jp形式のメールアドレスは使えなくなります。

GmailやYahoo!メールといった無料で使えるメールアドレスを利用すれば問題は解決なのですが、どうしても無料メールアドレスは嫌、キャリアメールがいいという人もいると思います。それがネックで格安SIMに踏み切れない人もいるかもしれませんので、格安SIMの中でキャリアメールを提供している会社をご紹介します。

ただし、上記のようにキャリアメールといっても格安SIM各社が独自で提供しているメールアドレスなので、@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jp@softbank.ne.jpではありません。あらかじめご了承ください。

OCNモバイルONE(OCNメール)

OCNモバイルONEではスマホでインターネット上やメールソフトでメール送受信ができる「OCNメール」を提供しています。スマホだけでなくパソコンからも利用でき、OCNメールは「無料」で利用できます。メールアドレスの形式は「*****@***.ocn.ne.jp」です。

楽天モバイル(楽天メール)

楽天モバイルが提供するのが「楽天メール」です。楽天メールは専用の楽天メールアプリ状で利用するキャリアメールでこちらも「無料」で使うことができます。メールアドレスの形式は「*****@rakuten.jp」です。

BIGLOBE SIM(BIGLOBEメール)

BIGLOBE SIMが提供する「BIGLOBEメール」は、ネット上や専用アプリで利用できるメールアドレスです。メールアドレスの形式は「*****@***.biglobe.ne.jp」で「無料」で利用できます。

mineo(メールサービス)

mineoでも「*****@mineo.jp」という形式のメールアドレスを利用するメールサービスを提供しています。こちらも「無料」で使うことができます。

UQmobile(メールサービス)

UQmobileはオプションとしてメールサービスを提供していますが、auのサブブランドのような立ち位置のため、@ezweb.ne.jpを使えるかと思いきや、メールアドレスの形式は「*****@uqmobile.jp」となっています。ちなみにメールアドレスを利用するのは有料で月額料金は200円となっています。

格安SIM各社のキャリアメールを一覧にしました。

会社名 オプション名 月額利用料(税別) メールアドレス形式
OCNモバイルONE OCNメール 無料 *****@***.ocn.ne.jp
楽天モバイル 楽天メール 無料 *****@rakuten.jp
BIGLOBE SIM BIGLOBEメール 無料 *****@***.biglobe.ne.jp
mineo メールサービス 無料 *****@mineo.jp
UQmobile メールサービス 200円 *****@uqmobile.jp

最後に

まあ、デメリットをいくつか書きましたけど、どれも多分、代わりの方法があるものばかりだなと思います。意外と一番のネックはキャリアメールなのかもしれません。キャリアメールを提供できる会社は格安SIMの中では少なく5社程度でした。やはり名前を見ていると名前を聞いたことのある大きな会社ばかりです。

それにOCNモバイルONEのOCNメールとBIGLOBE SIMのBIGLOBEメールはメールアドレス形式がプロバイダー契約をした時にもらえる形式と共通です。システムの使いまわしですね。これだったら、キャリアメールがないと本人認証できないサービスの場合には重宝しそうです。その分、メールアドレスが長くて入力に間違えそうな点がデメリットと言えるでしょう。

それを考えると楽天モバイルの「楽天メール」(メールアドレス形式:*****@rakuten.jp)とUQmobileの「メールサービス」(メールアドレス形式:*****@uqmobile.jp)あたりが短めで入力しやすいし、覚えやすいでしょうが、UQmobileの「メールサービス」は月額200円の有料オプションになります。そうなると楽天メールが実際問題として利用しやすいキャリアメールといえるのではないでしょうか。

キャリアメールも格安SIMを検討する際のひとつの材料になると思いますので、よろしければご参考になさってください。

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