格安SIMでネットし放題もあり?

格安SIM(MVNO)で節約

毎月払っているスマホの料金の内、データ通信に払っている金額は覚えていますか?一般的にはドコモやau、ソフトバンクと契約している場合、月々2GBのデータ通信を契約している人が多いそうです。

それだと、データ通信プランの月額使用料3,500円に接続料※として300円が別途必要になるので、毎月3,800円(税別)払っていることになります。
※接続料はSPモード(ドコモ)と言ったり、LTE NET(au)と呼ばれたりS!ベーシックパック(ソフトバンク)というサービス名になります。

2GBのデータ通信サービスのために3,800円。消費税を入れると4,000円を超える金額になっててしまいます。これが格安SIMだと数百円で済むわけです。節約とは少しかけ離れてしまいますが、逆に4,000円くらいだすと格安SIMではデータ通信がどれぐらいできるんだろう。そう思いませんか?

格安SIMだとそのくらいの金額を払えば、ネット使い放題のプランを提供してくれる会社が現れます。そんな神のような会社をご紹介します(笑)

ぷららモバイルLTE

ぷららモバイルLTEが提供しているネット接続し放題のプランは、「定額無制限」プランです。月額2,760円(税別)でネット接続し放題になります。ちなみに音声通話付きの場合は、月額3,460円(税別)でサービスを提供しています。

ただし、このプランはネットが無制限になる代わりとして通信速度が少し遅くなっています。

データ通信速度が上りも下りも最大で3Mbpsに設定されています。ぷららモバイルLTEが提供している他のプランだと下りでも最大150Mbpsの速度になるのでその差は大きいです。動画を見ないのであればあまり気にならないと思いますので、自分の用途を考えてみると使えるかもしれませんね。

また、ぷららモバイルLTEでは二段階定額プランも提供しています。データ通信料は30.5MBまでであれば月額362円(税別)でそれ以上のデータ通信量になっても月額2,362円(税別)です。しかもデータ通信速度は下りが最大で150Mbpsで上りでも最大で50Mbpsです。

一見すると30.5MB以上のパケット量になっても月額2,362円とお得なイメージですが、通信量に制限があります。1日あたり100MB以上のデータ通信になると、データ通信速度が上りも下りも最大200kbpsに制限されます。ただし、金額は定額料金のままになるので安心ではあります。

使わない時はほとんど使わない、使う時は使う。そんなデータ通信を使う頻度に波がある人にはいいプランかもしれません。

U-mobile

U-mobileにもネットし放題のプランがあります。それが、「LTE 使い放題」というプランになります。これが月額2,480円(税別)です。ぷららよりも安い価格設定です。それに音声通話ができるプランでも2,980円(LTE 使い放題)と2,730円(LTE 使い放題2)です。

U-mobileは、ドコモのネットワーク網を使用していますが、「LTE 使い放題」の通信速度は下りが最大375Mbps、上りだと最大で50Mbpsです。あくまでも理論値ですから実際にはもっと速度が遅くなるとは思いますがネット使い放題でこの速度は意外です。

ちなみに音声通話できるプランの「LTE使い放題」と「LTE使い放題2」では「LTE使い放題2」の方が月額使用料が少し安いですが、契約してから6ヵ月以内に解約すると違約金として9,500円がかかるためです。

7~12ヵ月以内に解約した場合は、3,500円がかかるみたいです。通常はプラン変更に手数料はかかりませんが、「LTE使い放題2」の場合、契約後11ヵ月以内に「LTE使い放題2」から別のプランに変更すると手数料として3,500円がかかります。

1年縛り的な感じですね。まあ、キャリアの2年しばり3年しばりに比べると1年くらいは短い部類に入ると思うので問題なしなイメージです。

速度が遅くてもいいなら他にもあるネットし放題

格安SIMはサービスを提供している業者の数が多い分、お客様の用途に対応できるよう様々なプランがあります。そのへんが最近3社とも同じようなプランになっているキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)との差別化になっています。

ネットはそんなに使わないし、動画も見ない、メールチェックとLINEぐらいしか使わない。そんな用途に適しているのが低速でネットし放題プランです。そういったプランを提供している格安SIMが複数あります。

OCNモバイルONE

OCNモバイルONEが提供する500kbpsコースは最大500kbpsの通信速度でデータ通信ができるプランです。月額1,800円(税別)と少し高いですが、速度の500kbpsというのは他の格安SIMが大体200kbpsで提供されていることを考えると早いです。

ただし、厳密にいうとネットし放題ではなく、ひと月に15GBまでのデータ通信が上限となって、それ以上は速度制限されて200kbsになるので注意が必要です。

楽天モバイル

楽天モバイルの低速ネットし放題プラン「ベーシックプラン」は回線速度は送信受信ともに200kbpsとなりますが、月額525円(税別)と安くなっています。

DMMモバイル

DMMモバイルは「ライトプラン」で200kbpsという上り下りの通信速度プランを提供しています。月額440円(税別)なのでワンコインです。

エキサイトモバイル

エキサイトモバイルの低速通信プランは「最適料金プラン(低速通信のみ)」でやはり通信速度は200kbpsで月額500円(税別)です。

ロケットモバイル

ロケットモバイルの「神プラン」は月額298円(税別)という驚異の低価格ですが、通信速度は他社と同じ200kbpsです。恐らく低速のネット使い放題で神プランより安いプランはないと思います。(nuroモバイルの0SIM(月額0円~)があるので、「使い放題で」という但し書きつきです。)

TONE

TONEは少し特殊な格安SIMで通信速度500kbpsのネットし放題とOCNモバイルONEの500kbpsコースと同じ条件ですが、月額1,000円(税別)と半額近くになっています。

TONEのプランはこのプランしか提供されていませんし、通話は基本的に090-XXXX-XXXXや080-XXXX-XXXXの電話回線を使った通話ではなくインターネット回線を使ったIP電話を利用します。

しかも、スマホもTONE専用の端末を使わないといけないので少し気を付けないといけない格安SIMです。

使い放題プランと大容量プランの違い

キャリアでは20GBや30GBといった大容量の高速データ通信ができるプランを提供しています。これは格安SIMでも同じです。しかも、金額がぷららモバイルLTEやU-mobileのネットつかい放題よりも高くなっています。

プラン名 データ容量 月額(税別)
キャリアの大容量プラン(20GB) 20GB 6,000円
キャリアの大容量プラン(30GB) 30GB 8,000円
ぷららモバイルLTE「定額無制限」プラン 使い放題 2,760円
U-mobile 「LTE使い放題」プラン 2,480円

この違いはどうして起きるのかというとまず「速度の違い」があります。ぷららモバイルLTEが分かりやすいです。上記したようにぷららモバイルLTEの定額無制限プランはデータ通信速度が上りも下りも最大で3Mbpsになっています。

キャリアだと300MBps以上の通信速度なのでその差は歴然です。通信速度が遅いとストレスを感じる人にとっては大容量プランの方が向いているといえます。

次に「速度規制」があります。U-mobileの「LTE 使い放題」の通信速度は下りが最大375Mbpsなのに月額が3,000円以下です。ぷららモバイルLTEの速度の違いとは別の理由があります。U-mobileの公式サイトには以下の注意事項があります。

●お客様の端末環境含む通信設備やネットワークの混雑状況等により、規格上の最大速度に対して実効速度が著しく低下することがあります。

●他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間での大容量データの送受信は、公平なサービス提供のため、一時的に通信速度の制限を行うことがあります。

要は「速度が不安定です」ということと「ネットしすぎだと速度制限します」ということになります。厳密にどれぐらいで制限されるのかは各社のブラックボックスで分かりませんが常に高速データ通信はできないということになります。この辺が気になる人は多いのではないでしょうか。

まとめ

格安SIMのデータプランの安さを感じると逆にこれまでドコモやau、ソフトバンクにどれだけ支払ってきたんだろうと思ってしまいます。やっぱりデータプランの使用料が高すぎるんでしょう。

スマホでネットをよく使う人で高速高速とデータ通信速度がそこまで気にならない人であれば格安SIMのネット使い放題もいいのではないでしょうか。もちろん5GBや10GBなどの定額プランも安いのでそちらのプランを利用することもありだと思います。

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