格安SIMで音声通話はできるの?

格安SIM(MVNO)で節約

格安SIMでスマホの使用料が節約できることは確かです。だったら、思いきってドコモやau、ソフトバンクから切り替えてみようかと思う人も多いんじゃないでしょうか?

でも、格安SIMってデータ接続しかできないんじゃないかと不安に思われているかもしれませんが、ご安心ください。格安SIMには音声通話もできるところがほとんどです。

じゃあ、格安SIMの音声通話プランはどんな内容でいくらくらいになるのかというのが気になるところですが、以前紹介した代表的な格安SIMの音声通話プランを紹介します。

格安SIMの音声通話は基本従量制

キャリアの音声通話は基本的に電話かけ放題プランです。その月額利用料はドコモ・au・ソフトバンクともに2,700円(税別)です。通話の最初5分間は通話料が無料になるプランもありますがそちらは月額利用料が1,700円(税別)です。要は最近のキャリアの音声通話は電話かけ放題が基本になっています。

一方、格安SIMの音声通話は基本的には基本使用料とは別に電話をかけた分だけ通話料を支払う従量制プランになります。電話かけ放題プランはオプションで追加することができますが、キャリアのような無制限の電話かけ放題はほとんど提供されていない※ので通話毎に最初5分や10分までの通話料が無料になるかけ放題になります。

また、キャリアの電話かけ放題プランは音声通話プランのみ(データ接続ができなくなります)を契約することが可能ですが、格安SIMでは音声通話プランのみの契約はできず、3GBや5GBのデータ通信がセットになっています。

※2017年4月現在、格安SIMで無制限の電話かけ放題を提供しているのは「もしもシークス」1社になります。

グッと節約通話料、データ通信込みで1,600円!

OCNモバイルONE・・・月額1,800円(税別)

プラン名 通話料 データ量
3GB/月コース 20円/30秒 3GB

無料通話オプション

「OCNでんわ 10分かけ放題オプション」利用すると月額料金850円(税別)で1通話あたり10分以内の通話料が無制限で無料になります。※10分を超えた場合は30秒あたり10円(税別)の通話料がかかります。

IIJmio・・・月額1,600円(税別)

プラン名 通話料 データ量
3GB ミニマムスタートプラン 20円/30秒 3GB

無料通話オプション

「1回の通話時間が長い方向けのオプション」を追加すると月額830円(税別)で1通話あたり5分以内の通話料、家族間(同一名義のスマホ間)の30分以内の通話料が何度でも無料になります。無料通話を超過した場合、家族間の通話だと30秒あたり8円で、それ以外の通話は30秒あたり10円の通話料がかかります。

U-mobile・・・月額1,580円(税別)

プラン名 通話料 データ量
3GBプラン 20円/30秒 3GB

無料通話オプション

U-mobileではかけ放題のオプションはありませんが、昔のケータイのような無料通話オプションがあります。「でんわパック60」を追加すると、月額800円で60分までの通話が無料になります。60分を超過した場合は通話料が30秒あたり10円になります。通常60分の通話料は2,400円になるので通話料が3分の1になる計算になります。

BIGLOBE SIM・・・月額1,600円

プラン名 通話料 データ量
3ギガプラン 20円/30秒 3GB

無料通話オプション

「3分かけ放題」を追加すると月額650円で3分以内の通話が何度かけても無料になります。3分を超えた場合の通話料は30秒あたり10円になります。また同じ月額650円で「通話パック60」というオプションもあります。「通話パック60」は1,200円分の通話ができるオプションで最大60分の通話ができます。

楽天モバイル・・・月額1,600円

プラン名 通話料 データ量
3.1GBプラン 20円/30秒 3.1GB

無料通話オプション

 
音声通話プランに「楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル」を追加すると月額850円(税別)で、5分以内の通話が何度でもかけ放題になります。通話が5分を超えた場合は、超過分30秒ごとに10円の通話料が別途必要になります。

mineo・・・月額1,600円

プラン名 通話料 データ量
3GBプラン 20円/30秒 3GB

無料通話オプション

mineoでは「5分かけ放題サービス」を追加すると月額850円(税別)で5分以内の音声通話が何度でもかけ放題にできます。5分を超過した場合は、超えた分の通話料は30秒毎に10円になります。

FREETEL・・・月額1,600円

プラン名 通話料 データ量
3GBプラン 20円/30秒 3GB

無料通話オプション

FREETELの無料通話オプションは1通話あたり無料になる時間が1分・5分・10分の3種類あります。いずれのオプションもかけ放題になる時間(1分・5分・10分)を超えた場合は超過分に30秒あたり10円の通話料が別途必要になります。

オプション名 1分かけ放題 5分かけ放題 10分かけ放題
月額使用料 299円(税別) 840円(税別) 1,499円(税別)

DMMモバイル・・・月額1,500円

プラン名 通話料 データ量
3GBプラン 20円/30秒 3GB

無料通話オプション

DMMモバイルは、「5分かけ放題」を追加すると月額850円(税別)で5分以内の通話が何度でもかけることができます。5分以上の通話になる場合は超えた分の通話料が30秒ごとに10円別途かかります。

b-mobile・・・月額1,800円

プラン名 通話料 データ量
おかわりSIM 5段階定額
音声付 3GB
20円/30秒 3GB

無料通話オプション

b-mobileでは「通話3分定額オプション」を追加すると月額500円(税別)で3分以内の通話料が無料になります。ただし、オプションの無料通話が適用になるのは1日50回が上限になります。また、3分を超過した場合は30秒ごとに10円の通話料が必要になります。

まとめ

調べてみると、通話機能付きのプランについては各社横並びな感じです。基本的には通話は30秒毎に20円かかる従量プランで、今回はデータ通信が3GBまで高速できるプランを選んでいます。

また、5分までの通話がかけ放題になるオプションは格安SIMの中でもかなり普及してきています。今回紹介したプラン(3GBの高速データ通信ができるプラン)でこのオプションを追加しても月額2,400円前後です。OCNモバイルONEだと10分までの通話かけ放題ができて2,650円(税別)です。

キャリアと比べるとかなり安く抑えられますし、あまり電話をかけない人であれば十分な機能だと思います。さらにほとんど電話をかけない人であればオプションを使わないかわりに「楽天でんわ」などの通話アプリを活用すれば更に月々の使用料を抑えることができます。

今回はキャリアの利用者がよく契約しているデータ容量2GBに近く格安SIMでよく提供されている3GBの高速データプランを紹介しました。データ容量が1GB多いのにもかかわらず、月額使用料は4分の1程度になります。5分までの通話がかけ放題になるオプションを追加しても60%割引です。格安SIMの破壊力が感じられる結果です。

ちなみにDMMモバイルとb-mobileは、1GBや2GBといったデータ通信が3GB以下のプランもあるので、さらに節約したい方はそちらを選ぶことでスマホにかかるお金をもっと抑えることができます。

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