自宅に固定電話は置いてありますか?ちなみに私は固定電話を持っていません(笑)以前は必ずと言っていいほど一家に一台固定電話がありました。
もはや死語になっているかもしれませんが、コードレス電話機もあって「親機」「子機」なんて言っていました。
実家暮らしの人はまだ固定電話もありそうですけど、今となっては、一人暮らしや夫婦2人ぐらいだったらほとんどの人が自分の携帯電話を持って、家には固定電話がないっていう状態じゃないでしょうか?
固定電話のメリットは通話料だった
スマホを使っていてて、その通信費を節約をしようとすると大きなポイントの一つなるのが通話料です。
固定の月額使用料に加えて電話をかけた分だけ支払う必要があるわけですから、当然ですが使った分だけ通信費はかさんでいきます。
固定電話の通話料は3分10円と安く、スマホは携帯電話の頃から30秒ごとに20円と高いイメージでした。
携帯電話を使い始めた頃はi-modoeやEzwebなどまだまだデータ通信はそんなに使いやすいものではなかったため、メールは使っていましたが携帯電話の用途は電話をかけることがほとんどでした。
だからこそ、携帯電話の通話料の高さには抵抗があって、電話をかける時には通話時間をよく気にしていました。
でも、スマホの普及で携帯電話の用途が通話からデータ通信に移ってきたからでしょうか、最近のスマホの通話プランは電話かけ放題が主流になっています。
キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で無制限の電話かけ放題を契約した場合、月額使用料は2,700円(税別)になっていると思います。
固定電話の月額基本料が2,300円で通話料が別に考えることスマホからの通話が月々2,700円でかけ放題になるのは大変お得です。
でも、2,700円というとどれくらいの時間通話したらこの金額になるんだろうって考えたことありますか?電話をあまりかけない人にとっては、もしかしたら2,700円というのは払いすぎなのかもしれません。一つの指標になると思うので調べてみました。
月に68分以上電話するならかけ放題がお得
プランにもよりますが、ガラケーの頃からあった、あまり通話しない待ち受けメインの人向けのプランだとスマホの通話料は30秒間で20円です。
ということは1分間で40円になりますから2,700÷40=67.5 約68分間です。つまり、ひと月にスマホで通話時間が68分間以上であれば、今のかけ放題でもOK、十分お得になっている計算です。
でも、それ以下なのであれば、このプランは割高なプランだということが分かります。
電話かけ放題だからといって毎月無理やり誰かに電話をかけまくる必要もないですから、一度自分がどれぐらいの頻度で電話をかけていて、一回の電話はどれぐらいなのか調べてみたらいいと思います。
電話をかけない人にとって電話かけ放題は全くのムダ
自分の通話の記録については毎月送られてくるスマホ使用料の明細に書いてあることが多いです。それを見てみればどのくらい通話しているか分かると思います。
また、通話が終わってからスマホの画面を見たら通話時間が表示されているのでそれを調べることでも大体の通話時間が把握できます。
私の場合、あまり自分から電話をかけることが少ない待ち受けがメインの使い方をしています。
それでもたまにある自分からかける通話を振り返ってみると、一回の通話は2.3分で終わることが多くて、かける回数も多くて週に1.2回です。って言うことはひと月の通話料って多くて数百円です。(ちなみに直近の通話料は10円でした。。。)
私の場合は極端な例としても電話をそんなにかけない人にとって、ほとんど電話をかけないにもかかわらず毎月の使用料でる2,700円は支払い続けなければいけないのはもったいないと感じます。
もちろん、かけ放題だからここぞとばかりにかけまくってもいいですけど、そうなると本末転倒です。
プランを変更するのもあり
ドコモによる無制限の電話かけ放題である「カケホーダイプラン」をきっかけにauやソフトバンクでも同様の無制限の電話かけ放題プラン(カケホ、スマ放題)が相次いで始まりました。
それをきっかけに音声通話に関しては基本電話かけ放題を契約しなければいけなくなりました。
一見ユーザーの立場に立ったお得なサービスですが、これまでに書いたように電話をそんなにかけない人にとってはムダにお金を支払い続けるサービスになってしまいました。
その結果、スマホにかかるお金が毎月7,000円近くに上り、スマホ端末の分割払いも考えたら10,000円以上支払っている人も多いのではないでしょうか。
そんな中、総務省より通信費を落とすよう指導が入り生まれたのが「5分までの通話料がかけ放題になる」プランです。
これだったら月額使用料が1,700円と無制限の電話かけ放題に比べて一年間で12,000円節約できる計算になります。
また、ドコモでスマホを利用する場合には提供されなくなってしまいましたが、auやソフトバンクでは電話をかけた分だけ通話料を支払う従量制プランがまだ提供されています。
(au「LTEプラン」、ソフトバンク「ホワイトプラン」)通話料が別に必要とはいっても、LTEプラン、ホワイトプランともに月額使用料が934円とかけ放題系のプランに比べてグッとお得になっています。
従量制プランだと無制限の電話かけ放題プランと比較すると月額で約1,700円。一年間だと20,000円以上も通信費が安くなります。
電話をあまりかけない人だったら、プランを変更するだけでもスマホのお金をずいぶんと節約できるようになります。
もっと節約したいなら格安SIM
キャリアであればこれぐらいが安くできる限界です。
でも、最近ニュースや雑誌などでも目にする機会が増えてきた「格安SIM」を利用するとさらにスマホにかかるお金を節約できるようになります。
格安SIMは基本的に音声通話は30秒ごとに20円の通話料が発生する従量制なのですが、3GBの高速データ通信ができて月額1,600円です。(楽天モバイル:3.1GBプラン/通話SIMの場合)
キャリアの一般的なプランは、無制限の電話かけ放題で高速データ通信が2GB分できるパケットを組み合わせたもので、合計金額は月額6,500円です。
それと比較すると毎月4,900円のお得です。一年間では58,800円と6万円近くも節約できるわけです。二年間では10万円以上も差がでてきます。
また、通話料に関しても格安SIMでは通話料を30秒ごとに10円と半額にしてくれる通話アプリを各社が無料で提供しているのでそれを使えば通話料も節約できるようになります。
まとめ
最近は周りには電話かけ放題のプランを使っている人が多いと思います。
そんな中、「自分だけ従量プランに変えるのは抵抗がある」「周りと一緒がいい」と思うかもしれませんが、そこさえ乗り越えたら結構、節約できると思います。
通話に関しても無駄な電話をかけなければいいだけですし、周りが電話かけ放題プランだったら、みんな気軽にかけ直ししてくれますから、あんまり気にもなりません(私の場合ですが。。。)。
もし、あなた毎月電話をかける回数が少ないのであれば、通話プランを見直してみるのもいいのではないでしょう?それだけで簡単に家計の節約がはかどると思います。