SMSでのやりとりを節約するのは難しい

auで節約

「SMS」とは、電話回線を使ったメッセージサービスです。確かショートメッセージサービスの略だったと思います。ショートメールといったり、auのSMSである「Cメール」が有名なのでSMSというよりもそっちの呼び名の方がしっくりくるかもしれません。

最近ではFacebookやtwitterなどの「SNS」とごちゃごちゃになりがちですが、もちろんあくまでも別物です(笑)そんな紛らわしいSMSですが、もう二十年以上前、携帯電話は普及していてもメールサービスは一般的じゃなかった頃は結構使っていました。

でも、i-modeやezweb、スカイウェブが始まってからキャリアメール(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.jp形式のメールアドレス)が使えるようになって以降はSMSを利用する機会は減ってきました。

さらに最近ではLINEやFacebookのメッセージ機能が普及してからはSMSどころかキャリアメールの頻度もどんどん少なくなっていると思います。

じゃあ、SMSは全く使わないのかというとそうでもありません、SMSは電話回線を使うメッセージサービスなのでスマホ(携帯電話)1台にひとつしか存在しません。そのため、ネットサービスの本人認証に使われていたりします。

じゃあ、本人認証くらいしかSMSを利用する機会はないのかというとそうではありません。SMSのメッセージ機能は一見、需要がないように見えて意外とあります。

【関連】ドコモ、au、ソフトバンクが推す次世代SMSのカギはコレだと思う
【関連】+メッセージはLINEにとって代わるのか

 

アラフィフ、アラカンでは現役のSMS

現在、SMSを主に使っているのはある程度年齢が上の方、50代(60代)以上の方ではないかと思います。通常のメールやLINEなどと違って、新しくアプリをインストールしたり、メールアドレスを取得する必要もなくすぐにメッセージのやりとりができるのが使い勝手がいいと感じるのかなと勝手に考えたりしています。

実際、私の父(ちなみにガラケーユーザーです)はもうすぐ70歳ですが、メールのやり取りもできますが、たまにSMSでメールが送られてきます。ひどいときには何度かメールでやり取りをしているのに、いきなりSMSで返信が送られてきたりすることもあります(笑)

もしかしたら、メールとSMSの区別がついていないのかもしれませんが、いずれにしろSMSは相手のメールアドレスが分かっていなくても電話番号さえ分かっていればメッセージを送ることができるので便利なのだと思います。それに別途アプリをダウンロードして、インストールする必要もないので手間がかからないのもいいかもしれません。

慣れている人にとっては、アプリのダウンロードやインストールは手間ではありませんが、父を見ていると元々そういうことに興味が少ないせいか、アプリを使うことにとても抵抗、というより面倒くささがあるように見えます。

いずれにしても、父にとってはこれまで使って慣れているSMSという方がいいみたいです。
⇒ SMSを節約できるのは●●●のみ

 

SMSに関する勘違い

SMSは電話回線を使っているので、音声通話と同じでSMSは受信は無料です。一方で送信は一般的に3円くらいかかりますよね。少なくとも私はそう思っていました。SMSの送信料を巡って先日、知人とこんなやり取りがありました。

 

SMSは地味にお金がかかるからイヤなんだよね。

え?かけ放題だったらSMSの分も含まれてるんじゃないの?

イヤ、別でしょう。。。

 

私自身は電話かけ放題であっても、SMSの料金は別料金で含まれていないという認識でしたがうろ覚えでした。知人は電話かけ放題の料金の中にSMSの送信料も含まれていると思っていたみたいです。そのため、いい機会だし各社の状況とSMSの料金を調べてみました。
⇒ ショートメッセージが●通無料に?

 

え?かけ放題にSMSは入っていないの?

まず、どのキャリアであっても電話をかけた分だけ通話料を払う必要のある格安SIMのようなプラン(従量制プラン、30秒20円の音声通話料がかかるプラン)の場合、SMSの料金はもちろん発生します。そこは当たり前ですね。キャリアの従量制プラン(auのLTEプラン、ソフトバンクのホワイトプラン)も同じになります。

では、かけ放題系サービスのあるドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobileでのSMSは料金がどうなっているのでしょうか。

 

実にシンプルなauのSMS価格設定

国内通話が24時間かけ放題の「カケホ(電話カケ放題プラン)」国内通話が5分間以内であればかけ放題の「スーパーカケホ(電話カケ放題プランS)」はどちらも同じでSMS料金は発生します。

SMS(Cメール)送信料 1回あたり3円
SMS(Cメール)受信料 無料

ちなみにauの場合、家族割を設定しているケータイ、スマホ同士だったら送信も無料になります。

 

スマ放題が有利なソフトバンクのSMS

ソフトバンクの場合、国内通話かけ放題の「スマ放題」と5分間以内かけ放題の「スマ放題ライト」では内容が異なります。

スマ放題
SMS送信料 1回あたり3円(ソフトバンクの携帯電話あての場合は無料)
SMS受信料 無料

スマ放題ライト
SMS送信料 1回あたり3円
SMS受信料 無料

 

Y!mobileもシンプルなのSMS価格

プランが3種類あるY!mobileは、スマホプランS、スマホプランM、スマホプランL、いずれの場合も無料通話は基本的に国内通話が1回10分以内だったら無料というプランなので多分SMSは有料だろうなと思ったら、調べてみたらやっぱりそうでした。

SMS送信料 1回あたり3円
SMS受信料 無料

 

意外と一番エグかったドコモのSMS

ドコモでもやはりいずれのかけ放題プラン(カケホーダイプラン、カケホーダイライトプラン)ともに、SMSの送信料は含まれていません。しかも、調べてみると文字数に応じてSMSの送信料が高くなることも判明しました。

一覧にまとめてみました。※送信文字数は全角で計算しています。

 

送信文字数 1~ 70文字 71~134文字 135~201文字 202~268文字 269~335文字
1回あたりの料金 3円 6円 9円 12円 15円
送信文字数 336~402文字 403~469文字 470~536文字 537~603文字 604~670文字
1回あたりの料金 18円 21円 24円 27円 30円

⇒ ●●でショートメ―ルの料金を節約

 

格安SIMのSMS事情

格安SIMは基本的にドコモのネットワーク網を使っている会社が多いので、ドコモと同じような価格設定だろうと思いますが、念のため4社ほど調べてみたところ意外と各社違っていました。

ちなみにSMS(ショートメール)は国内にも海外にも送信することができますが、利用する機会が比較的多いだろう国内に限って調べてみました。

 

楽天モバイルは限定的なSMS(ショートメール)利用

楽天モバイルの場合、SMS(ショートメール)機能を持つ全プラン(組み合わせプランの通話SIM・050データSIM(SMSあり)、スーパーホーダイ)共通で全角で最大70文字まししか送信できません。また、1日に送信できるメッセージの数は200通未満に制限されています。

ドコモのネットワーク網を使っていて、かつ全角で70文字までしか送信できないということは楽天モバイルのショートメッセージはこんな料金になります。

SMS送信料 1回あたり3円
SMS受信料 無料

 

DMMモバイル・イオンモバイルのSMS(ショートメール)はドコモと一緒

タイトルですべてを物語っていますが、DMMとイオンモバイルの場合はドコモと同じ料金体系になっているようです。つまり楽天モバイルのように70文字まで送信できるといった制限を設けず、入力した文字数によってショートメッセージの金額が上がる仕組みです。ちなみにSMSの受信料は無料です。

 

送信文字数 1~ 70文字 71~134文字 135~201文字 202~268文字 269~335文字
1回あたりの料金 3円 6円 9円 12円 15円
送信文字数 336~402文字 403~469文字 470~536文字 537~603文字 604~670文字
1回あたりの料金 18円 21円 24円 27円 30円

※文字数は全角文字で計算しています。

 

キラリとひかるOCNモバイルONEのショートメッセージ

OCNモバイルONEのSMSも基本的にはDMMモバイルやイオンモバイルと同じで送信した文字数に応じて料金がアップしていきます。

SMSの受信料はOCNモバイルONEの場合も無料です。

 

送信文字数 1~ 70文字 71~134文字 135~201文字 202~268文字 269~335文字
1回あたりの料金 3円 6円 9円 12円 15円
送信文字数 336~402文字 403~469文字 470~536文字 537~603文字 604~670文字
1回あたりの料金 18円 21円 24円 27円 30円

※文字数は全角文字で計算しています。

 

ただしOCNモバイルONEの場合、これでは終わりません。公式サイトの片隅に小さく書かれている言葉があります。

5通/月までの国内送信は無料です。

つまり、毎月5通までの国内宛のSMS(ショートメール)は送信料が無料ということです。ようやく見つけることのできたSMSを節約する糸口です。

でも、5通なので最大文字数を送ったとしても30円×5通なので150円の節約になります。

まとめ

SMSが(一部)無料になるのはOCNモバイルONEくらい。かけ放題でも別料金!

ドコモだろうが、auだろうが、ソフトバンク、Y!mobileだろうが、つまりキャリアだろうがサブブランドだろうが電話かけ放題であってもSMSは受信は無料送信は有料(3~30円)ということです。

SMSは大体1回あたり3円しかかからないので、大した出費じゃないと思いがちです。

でも、実はドコモユーザーだったらSMSの料金は文字数によって変わります。これ、意外と知らない人も多いんじゃないでしょうか?こういう細かいお金が積み重なるとひと月に換算すると結構な金額になると思います。(というか以前はSMSは50文字までしかメッセージを送れないと思っていましたが、最近ではその制限がなくなっているんですね)

例えば、ドコモユーザーで知らずしらずの内にSMSで長文のメッセージをよく送っているのであったら、SMSで630文字のメッセージを送るとすると一通あたり30円なので、月に10通、同じような長さのメッセージをSMSで送ったとするとそれだけで300円かかるわけです。

もし、SMSでメッセージをよく送っているようでしたら、いい機会なので可能であればメールやLINEに切り替えてみてはいかがでしょうか。メールやLINE、Facebookであれば音声通話ではなくデータ通信なので、送信料はデータ通信プランの中に含まれますから、追加料金を気にしなくて済みますから、検討してみてください。

LINEだったら、SMSとも画面が少し似ていますから、とっつきやすいのではないでしょうか。

ただ、格安SIMの中のOCNモバイルONEでは毎月5通までのSMS(ショートメール)は送信料が無料になります。OCNモバイルONEは格安SIMの中では少し高めな会社です。

でも、NTTグループであるOCNが運営しているという抜群の信用もありますし、高めといってもキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)に比べると十分に節約ができます。

スマホの通信費を安くして、SMSも節約したいという方は検討してもいいかもしれません。

 

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